2011年8月23日火曜日

ツイッターに消えた人

 今年の春あたりから、ブックマークの「Always」と名づけたフォルダに入れてあるいくつかのサイトが、ほとんど更新されなくなった。そもそも「Always」のフォルダに入っているサイトは、個人的に面白く読めるサイトばかり。
 毎日チェックするサイトは10サイト前後で、基本的に生き方、暮らし方、考え方に同調できることが条件で、まずこの時点で大半が消え去る。毎日かそれに近い更新頻度となると、さらに対象は絞られる。
 実は理由ははっきりしている。どのサイトも、「最近はツイッターにはまっていまして、ブログの更新がすっかり滞っています」と、忘れた頃にふれてくる。つまり、ブログからツイッターへの大きなナダレ現象が一部で起きつつあるらしい。
 この私自身も最近ツイッターを始めたことはすでにふれた。しかし、まだハマるまでには至っていないし、いまのところはブログの補完的役割程度。頻度も1日1ツイートがせいぜいだ。
 ブログの文字制限2000字に対してツイッターの140字では、私のような長文派の書き手にとっては、最初から勝負にならない。


_ツイッター開始後、そのツイッターに消え去った何人かの方を検索し、苦労して探し当てた。そして過去にさかのぼってかなりの数のツイートを読んでみた。

 どなたも「ブログにはないスピードと簡便さが魅力」と異口同音にふれていたが、なるほど日に10を超える精力的なツイートであふれている。しかし、どれもが面白さに欠ける。ブログ時代に感じた深みや輝きが失われているのだ。メール交換して互いに知っている間柄だったので、当初はツイッターでもフォローするつもりでいたが、考えたすえにやめた。
 以前に書いたが、日に10ツイート以上も書く人をうかつにフォローしてしまうと、いろいろ支障がある。

 ツイッターはやっている本人、つまり書き手は充分に楽しいかもしれないが、「読み手の満足度」というものを基準にすると、ブログを超えることは難しい気がする。ツイッターとブログの分かれ目は、おそらくそこだ。