2011年7月22日金曜日

取引先からの頂き物

 午後から昨夜見繕っておいた材料で、木製のベッドスタンドを作った。すべて端材の再利用で、ケーブルは壊れた電気製品のコードを再利用している。
 これまで同様のスタンドを2個作り、今回が3個目。その時点での端材を活かして作るので、デザインはすべて異なる。しかし、ナチュラル&シンプル&リユースを旨とする我が生活デザインコンセプトには、ぴたりハマっているのだ。


 しばらく仕事の依頼がない取引先から、「暑中伺い」と称した封書が昨日届いた。いぶかりつつ封を開けると、3等のお年玉当選ハガキと商品カタログが入っていて、「日頃のご協力に対する感謝のキモチです」とある。交換期限は7/25で、ギリギリ。
 お中元の一種かとも思ったが、そもそも相手はお得意様である。しかし、今年は震災後にピタリと注文が途切れ、前半期実績で昨年同期の1割強という状況だった。
(ひょっとして別の業者に流れたのかも…)と半ば諦めの境地でいたが、どうやらそうではなく、単なる震災不況だったらしい。
 その3等賞品がかなりのもので、40種類ほどの食品から好きな品が選べる。悩んだが、20歳のときに自転車放浪旅行で口にし、味が忘れられない「長崎ちゃんぽん12食セット~特製スープ付」に最終決定した。
 さらに悩んだのは、「果たして頂きっぱなしでよいのか…」という問題。一時は同等品をお返しとして送ることも考えたが、妻の意見も参考にし、単に封書でのていねいなお礼状に留めることにした。
 期限ギリギリの当選年賀ハガキのいきさつがよく分からないこともあるが、これまでのお付き合いの経緯から考え、この結論に至った。

 前代未聞の「取引先からの頂き物」、この判断が果たして正しかったのかどうかは、時が結論を出してくれる。