2011年7月16日土曜日

譜面台転用三脚

 かなり大きいホールでのライブイベントに出ることになったので、客席から的確に動画や写真を妻に撮影してもらうべく、カメラや機材の準備を始めた。「自分で適当な場所にカメラと三脚をセットして撮影」という手法は、この場に限っては無理である。
 カメラは普通のデジカメなら何とか操作してくれるが、2つ持っている三脚はどちらも妻にとって扱いやすいものとはいえない。まず、カメラを取り出して三脚に固定することが難しい感じで、手持ち撮影となるとブレの問題がある。

 狭い客席でブレなく写すなら、脚がひとつだけの「一脚」が使いやすいと思ったが、結構な値段がする。そこで例によって手持ちの機材をやり繰りし、手作りすることにした。


 使っていないスキーのストックや単純な木の丸棒や竹竿など、いろいろ考えたが、軽くて丈夫で折りたためる、という条件から、マイクと一体化して上半分だけを使っている譜面台の、使っていない下半分を転用することにした。
 カメラの三脚固定穴は1/4インチのネジ。譜面台のパイプ上端に1/4インチのボルトを固定してやれば、三脚として使えるはずだった。

 ホームセンターで1/4インチのボルト(L=20)を15円で購入。譜面台のパイプ内径は10ミリで、ボルトの頭の部分がこのままだと大きすぎて入らない。そこでネジ部分をテープで保護したあと、ペンチで挟みながらヤスリで頭の部分を丸く削っていった。
 ほどよいサイズになったあと、穴に差し込んでネジ固定。写真のように三脚として使え、脚をたためば時に応じて一脚としても使える。高さは最大で100センチあり、重さは450gと軽くて扱いやすい。
 いろいろ試してみたが、撮影を妻に頼む場合は最初からカメラをこの「譜面台転用三脚」に固定してしまい、カメラ保護ケースはそのままの状態で装着。使用時はケースを外し、脚の部分を延長すれば即撮影スタンバイ、という状態が望ましいようだ。
 今後使い方を妻に「徹底指導」し、ライブ記録係としての技を会得してもらう予定。

 本日のDIY難度、5段階中の2。ボルトの頭を丸く削る作業が、やや難しいかもしれない。