2011年2月14日月曜日

悪玉/善玉〜LH比

 午後から歯科に行き、受付で2週間前にやってもらった市の健康診断の結果を正式な書類でもらう。総合病院なので、たまにかかる皮膚科も同じ窓口にあり、何かと便利だ。
 検診表に並ぶ数値に大きな問題はなかったが、ひとつだけ基準値を大きく外れている項目がある。「HDLコレステロール」という項目で、基準範囲が40-80とあるが、私の数値は106もあり、カッコ書きで(高い)と注釈が入っている。

 実は2週間前の検診時に、過去2回分の検診結果を持参したが、その報告でもHDLコレステロールに同じように標準値を上回る数値が2度とも記載されていた。気になって担当医師に尋ねてみたら、「ああ、それは善玉だから、高くてもいいんですよ」といなされた。
「善玉コレステロール」という言葉は、どこかで聞いた気もしたが、高くても問題ない項目がなぜ検診表に記載があるのか、釈然としないままだった。
(その後の調べによると、あまりに高過ぎるのも要注意らしい。しかし、100を越えたのは今回が初めてで、100前後なら許容範囲とか)
 偶然だが、今日のヤフーニュースに、その善玉コレステロールのことが載っていた。いいタイミングだといろいろ調べてみたが、コレステロール数値には善玉の「HDLコレステロール」と、悪玉の「LDLコレステロール」とがあり、数値そのものより、その比率が健康面で重要なカギを握っているんだとか。
 調べによると、悪玉を善玉で割った「LH比」が動脈硬化の大きな判定基準となり、2以上だと要注意。2.5以上だと危険値で、逆に2以下だとまあ安全。1.5以下が望ましく、1.0以下だとまるで赤ちゃん並みの若々しい血管、ということになるらしい。

 それではと、調べたばかりの自分の検診表をもとに、このLH比を試算してみたら、何と0.91しかない。つまりは、赤ちゃんレベルの健康体血管であるということ。興に乗って最近調べたばかりの妻の検診表を取り出し、同じく試算してみたら、こちらは1.3。私よりは高いが、妻もほとんど20代なみの若い数値である。
 二人とも適当に晩酌をたしなみ、珈琲などの嗜好品も多いが、食事そのものは質素ながらバランスがよく、何より日々の運動に気を配っている。もちろん二人とも嫌煙家。(単に吸わないだけでなく、煙のある場所を極力避ける)若い血管を保つ秘訣は、もしかするとそのあたりか。

 検診時に、「よく自分で健康管理なさってますね」と、医師におほめの言葉をいただいたが、何となく納得できた。