2011年2月17日木曜日

異大陸珈琲ブレンド

 夫婦で朝食後と3時のお茶とに、合計で一日5杯ほどの珈琲を飲む。偶数でないのは、妻が朝に2杯飲んで出かけるからだ。
 豆は安売りスーパーで400g300円前後のブレンド品を2種類買い、半々に混ぜて飲む。1杯に10gを使うので、水道光熱費や紙フィルターの価格を含めても、1杯10円ほど。外で飲む価格の1/40以下だが、これが安い割になかなか美味く、下手なカフェを凌ぐと自負している。

 秘訣は豆の産地とそのブレンド比率で、ブラジルとグァテマラ、ブラジルとキリマンジャロとをそれぞれ混ぜたものを使っている。(豆の産地は袋に記載がある)市販品なので細かい比率は不明だが、それぞれが1:1ブレンドと仮定すると、ブラジル:グァテマラ:キリマンジャロ=2:1:1といったところか。


 20歳頃から珈琲を嗜んでいて、専門店にはかなり足を運んだし、そもそも妻とつきあい始めたきっかけが珈琲であった。(子細は省略)
 長年ストレートやブレンドを試してきたが、最近になってひとつの結論らしきものにたどり着いた。それは、「違った大陸の珈琲をブレンドせよ」という手法だ。

 珈琲の産地があまりに近いと、土壌や気候が似通ってしまい、味の特徴も似てしまうだろう。ブレンドによる新しい味の発見は難しい。
 大陸の全く異なる豆をブレンドしてやれば、それぞれの特質が互いを引き立て合うのではないか?そう思って試行錯誤し、上記の南米、中南米、アフリカの異大陸ブレンドにたどり着いたのだ。
 ネットでも調べてみると、いろいろなブレンド手法が掲載されている。「違った大陸の豆をブレンド」という手法はなかったが、「標高の異なる産地の豆をブレンド」というのが見つかった。基本にある考え方は近いのではないか。
 ブラジル、グァテマラ、キリマンジャロの主要珈琲産地の標高を調べてみると、おおむね1,000m、1,500m、2,500mといったところで、こちらもうまく分散していて、ツジツマが合う。

 果たして我が「異大陸ブレンド」が正解なのか、ネットにあった「標高差ブレンド」が望ましいのか、よく分からない。馴染みのO珈琲のマスターの意見もそのうち聞いててみたいが、どっちにしても、安くて美味い珈琲を日々楽しんでいることは確かだ。