(200L以上を現金購入すると最安値で買えるため)
1月上旬に給油しておよそ40日後。気温の最も低い、いわゆる「真冬期間」で、この時期の灯油消費量が常に年間最大値となる。
外に設置してある490L灯油タンクのメーターを見ながら、今年は寒さが厳しい割に減り方が少ない感じがしていたが、給油量は242.5Lで、予想通りだった。
今年を含めて過去8年分の灯油消費量の記録が手元にあるが、同じ時期の給油量を日数で割った「真冬期間の日平均灯油消費量」(おおむね1月上旬から2月中旬までの灯油消費量を実日数で割ったもの)を試算してみたら、やはり過去最低を記録していた。
(カッコ内はその年の札幌における1月平均気温で、寒さの目安となる)
・2004年…6.73L/日(-2.5)
・2005年…7.56L/日(-3.5)
・2006年…7.86L/日(-4.2)
・2007年…7.18L/日(-1.8)
・2008年…6.54L/日(-4.3)
・2009年…6.62L/日(-1.3)
・2010年…6.74L/日(-2.0)
《過去7年平均…7.03L/日》
・2011年…5.91L/日(-3.8)
灯油消費量の評価で、「だいたい毎月…くらい」といったドンブリ勘定は意味がなく、決まった期間による日平均消費量と、同時期の気温との突き合わせが重要になってくる。
年毎に微妙にバラつくのは、寒さにバラつきがあるせいだが、過去7年と比較して今年は上から3番目の寒さだったにも関わらず、日平均灯油消費量は過去最低値。平均値の84%に過ぎない。そもそも数値が6.0を切ったのが今回初めてなのだ。
理由を分析してみたが、ひとつは昨年秋にやった2階傾斜天井の気密補修。気密の性能を上げると無用な自然換気量が減るから、当然灯油消費量に影響する。
もうひとつは、この冬から実施している「DIY太陽集熱器」の効用である。暖房費がかなり節約できることを新聞記事で知り、半信半疑で始めたが、こちらも相当の効果があることが裏づけられた。
仮に冬期を通して16%の灯油削減効果があるとして、我が家の年間暖房灯油消費量700L(給湯分を除いた実績値)で試算すると、灯油単価78円(今回価格)では9,000円近くもの節約となる。これは大きい。
気密補修工事は素人では少し手強いが、DIY太陽集熱器であれば器用な人なら自分で簡単に作れる。近々その作成工程と使い方をメインサイトに掲載予定。