2022年12月29日木曜日

雪ムロで食料品保存

 昨日買った年末年始用の食料品はたくさんあって、冷蔵庫には入り切らなかった。この時期特有の現象で、これまでいろいろな手法で一時的に退避させてきたが、どれも一長一短がある。
 外物置内は鍵もかかって出し入れが簡単だが、外気温の影響を受けやすく、野菜やジュースは凍結の心配がある。クーラーボックス内を断熱補強して外物置に入れるとやや改善されるが、外気温がマイナス10度以下に下がると、それにも限界があった。


 新たな試みとして、たくあん漬けに使っていた漬物用プラスチック樽を雪の中に埋め、保存に転用してみた。
 車庫スペースの雪を地面まで掘り下げ、土の上に樽を置いて周囲を雪で固める。蓋をして上を60ミリ厚のスタイロフォームで覆い、さらに雪をドーム状に載せた。

 緊急性の低い牛乳2パック、ジュース2パック、ワイン、ビール2缶、パンを2袋入れ、昨日午後から保存を開始。
 24時間余を経てから蓋を開けると、どの食材も凍結はしていない。温度計を入れて30分ほど放置し、温度をみると0度ちょうど。このときの外気温が−4度だった。
 直近の気象データでは未明に−5.6度まで下がっていて、この日は終日マイナスの真冬日。雪が断熱材として働いているようで、保存能力としてはまずまずだった。
 外気温がさらに下がるとどうなるかは不明だが、退避エリアを使うのはせいぜい元旦まで。予報によると強い寒波はやってこず、この手法で持ちそうな感じはする。
 今後も安定して0度を保てるなら、降雪前に土を掘り下げて樽を埋め込むなど、本格的な雪ムロとして運用する可能性はある。

追記:その後1/1まで連続3日間保存したが、外気温が−5度まで下がっても、庫内温度は0度で安定していた)


 オセチ料理作りに忙しい妻の求めに応じ、夕食は私がカレーライスを作った。カレーは胃ガン手術後の制限食材になっていて、作るのも食べるのも3ヶ月ぶり。美味しく食べた。