2022年4月30日土曜日

ウッドデッキ補修第2弾

 記録的豪雪で床が傾いたウッドデッキを4月上旬に応急処置したが、その第2弾として、風雨で傷んでいる床梁と床板の補修を実施した。

 前回の補修で傷みを確認した壁際の床梁を交換するため、壁際の床板(スノコ板)数枚を外す。テラス戸近くの床梁上端がひどく腐蝕していて、部分的に切り取るが、全面交換かの判断が難しい。いったん他の梁から切り離す必要があった。

 他の床梁はこれまで傷みを見つけるたびに部分交換してきたが、壁際の床梁は構造上簡単に取り外せず、22年間放置してきた。最初から交換を前提として作るべきで、つまりは設計ミスである。
 全部で10本ある小梁を順に切り離す。多くのビスは緩めることが不可能で、金切り鋸や電動グラインダーで強制カット。

 ようやく切り離しに成功し、裏返してみると、北側の一部に大きな腐蝕を発見。上端部の腐食だけなら電動ノコで切り捨てることで再利用可能だが、これでは全体を切って交換するしかない。

左が傷んだ梁。右の材料で一部交換する

 見込みが外れてドッと疲れが出てしまい、いったん休憩して作戦を練り直すことに。

 対象の床梁は38×140で全長は3585。本来なら丸ごと交換すべきだが、車庫天井に同じサイズの古い材料が1本だけある。取り出してあてがってみると、腐食部分の寸法をギリギリまかなえる。両側から金物で補強してやれば、1本の梁として使えそうだった。
 あいにく大型の金物はL字形しか手持ちがなく、ハンマーで叩いて強制的に平金物に修正した。
 同時進行で壁際に3本使っている束柱を取り出し、木酢液と防腐塗料を順に塗る。合体させた梁は足がふれる可能性があり、木酢液塗装のみにとどめた。


 18時半まで延々作業し、合体梁と外枠の梁、束柱の固定までは終わったが、他の小梁8本の固定は明日以降に持ち越しとなった。小梁とスノコ板の一部にも腐食を発見していて、こちらも外してみないと腐食の程度はわからない。

 口もきけないほど疲れ切り、ヨロヨロと家に戻ったら、妻が買物帰りに土手で採ってきたという初物のフキの煮つけが食卓に並んでおり、美味しく食べた。少し元気が戻った気がする。