2022年4月13日水曜日

無垢材接合の雨水対策

 先日補修したウッドデッキの床梁と柱の接合には木用ビスを使っている。強度面の補強は金具と貫通ボルトなどで対応可能だが、接合面に雨水が侵入すると経年で木材が腐り、大きなダメージを受ける。
 対策として、接合部に雨水防止のコーキング剤を充填してきたが、これがなかなか効果的なので、今回も同様の対策を講じた。

 コーキング処理はDIYでも苦手な作業で、うまくやれた試しがない。コーキングガンで盛りつけると、ダンゴ状になって見苦しいのだ。
 今回は仕上がりを美しくするよう、マスキングテープとマイナスドライバーを使った新手法を試みた。


 まず、対象となる部位にガムテープでマスキングをする。雨水侵入口となるL字部を3〜4ミリ空けてテープを貼る。
 その後、コーキング剤をノズルを使わずに直接絞り出し、マイナスドライバーの先端に載せて少しずつ該当部分に盛りつけてゆく。同時に先端部を使って表面を平滑に均す。

 丸1日置いてマスキングテープをはがし、コーキング剤のはみ出しをスクレイパーなどで切除すれば終了。


 本来の手法ではないはずだが、初めてきれいな仕上がりでコーキングできた。今後はこのやり方を自分のデフォルトとしたい。

 同じ無垢材の雨水侵入対策として、ウッドデッキ柱の上端小口部分には、材料と同じ大きさに切った縁つきのトタン板をかぶせ、周囲を釘止めしてある。(下端部には必要なし)
 外部無垢材が腐食する大きな要因は小口や接合面からの雨水侵入。防腐塗装を含め、可能な限り対策を講じたい。