2009年5月13日水曜日

フキの佃煮

 妻のいない2日目。ひたすら仕事に励む。「ブログに暇だと書くと、仕事が入る」というジンクス同様、「妻が家を留守にすると、仕事が入る」というジンクスも、なぜかある。
 夕方までにほぼ終了。所要時間は4時間30分ほどで、前回よりも1時間短縮できた。図面ごとに新しいパターンの窓や収まりが出てくるので、どうしても新規の素材作りに時間がとられる。今後4時間を切るのは難しいかもしれないが、まあまあの数字である。

 夕食の買物に行く前に、家の周辺にどんどん葉を広げているフキを採取し、ゆでて水にさらした。毎年恒例の「フキの佃煮」を作るためで、今年すでに2度目である。
 以前はゆでたあと、一晩水にさらしていたが、ふと思いついて、ゆでたその日の夜に処理してみた。すると、アクが抜け過ぎず、ほどよいホロ苦さが残って絶品。


 我が家の周辺はトンデモナイ田舎なので、フキは道端や空地などで採り放題。毎年この時期になると自転車に乗った「フキ採りオバサン」が、どこからか忽然と現れる。

 台所の目の前の空地には、特に立派なフキが生えるため、目の前までやってきて、ズケズケとフキを刈り取っている。自分の土地ではないので文句は言えないが、採っているオバサンも、自分の土地ではない。
(地主はかなり遠方の人で、採りにはこない)
 川の土手にもたくさん生えているのに、なぜに好き好んで人の家の真ん前にまで採りにくるのか?ちなみに、オジサンは一度も来たことがない。何となく分かりますが。
 夕食は昨日の残りのトンカツ、納豆チヂミ、モヤシとホウレン草のおひたしで、酒のツマミにチーズか笹カマボコでも食べようと冷蔵庫を開けたら、昨日が賞味期限の豆腐を発見した。
 妻が旅立つ前、冷蔵庫や冷凍庫の買い置きはちゃんと打合せ、不在中のメニューもほぼ決めてあったが、豆腐のことは全く聞いていない。完全なる引継ぎミスで、急きょメニューを変更し、時期外れの湯豆腐を作った。
 この時期にしては妙に冷えるし、賞味期限が切れているので、暖めたほうが無難と判断した。家庭菜園から採ってきた新鮮なネギを薬味にして、なかなか美味しく食べた。

 まだ半分残っているが、明日も同じようにして残りを食べる。水を全部変え、パックに入替えて冷蔵庫にしまったので、たぶん大丈夫だろう。捨てるのは論外。