2009年5月24日日曜日

晴耕夜歌

 午前中はまだグズグズした空模様だったが、午後からようやく陽がさしてきたので、サッカーの試合をテレビで見終えたあと、さっそく外に出て家庭菜園廻りの外仕事に励む。
 まず、雨で元気いっぱいの雑草類を抜く。雨上がりは土が湿っていて、とても抜きやすい。玄関前アプローチに敷いたレンガの隙間にまでしっかり根づいたタンポポを、だましだまし抜き取る。
 続いて空地に立派に育っているフキを採取。短く切っていったん台所に格納した。
 次に枝豆のタネ、つまりは大豆をまく。まだカッコウの声を聞いてないが、気温も上がり、土も程よく湿っていて、どう考えてもまき時である。情報によると、札幌よりはるか北の地区でもカッコウがすでに鳴いたとか。何らかの事情で、今年はこの地に訪れるカッコウが遅れているとみた。
 まずは第1弾として、9株分のタネをまき、ペットボトル再利用のカバーをかける。写真のように、上に穴が開いているので雨水が入り、この地に多数生息する山鳩の餌食にもならずに済む。
 この処置をしなかった当初は、まいて芽が出たとたん、丸ごと山鳩にかっさらわれた。そうはいかないよ。


 その後、脚立を利用した長いハシゴを組立て、南壁に茂り始めたツタの剪定をやる。葉の出ない無用なツルをハサミで刈り取るだけなので、すぐに終わった。

 再び地面に降り、増えすぎた細ネギの株分けをやった。散歩の途中みかけた近所の農家の畑でやっているのを真似して、10センチ間隔くらいに分けて植える。全部で30株くらいは植え替えた。
 初めての試みだが、放ったらかしだと、どうしても根が密集し、ネギの出来が悪い。これでうまく育つなら、万々歳である。
 最後に家庭菜園の周囲の雑草をざっとカマで刈り取る。家に戻ったら、すでに17時を回っていて、軽く2時間は休みなく動いていた。
 一休みのあと、採ったばかりのフキをゆで、皮をむいて水に浸した。明日以降、煮物にする。
 この日はなぜか体力バツグンで、まだまだ動けそうな感じだった。そこで夕食の一品として、ひさびさに高野豆腐の煮物を作った。自分で作ったレシピを参照しつつ、無事に終了。今日はチクワでなく、生の椎茸を人参と一緒に煮た。試食した妻からも、合格点。

 夕食後、昨日に続いて、PAなしの生ギター&生歌で数曲を延々歌う。リハビリのかいあって、このところ落ち気味だった声量が、やや戻ってきた感じがする。
「晴耕雨読」ならぬ「晴耕雨歌」、いや、「晴耕夜歌」の一日であった。