用意された場であれば、前日夜にエントリーするなど、まず無理だが、チカチカパフォーマンスなら状況次第でそれが可能になる。最低限のルールは当然あるが、「自分の裁量でやれる」それがチカチカパフォーマンス最大の魅力で、体調と相談しつつ活動を進めざるを得ない今の自分の置かれた状況には、まさにピッタリの場なのだ。
今日も最寄りの地下鉄駅近隣駐車場まで車、そこから地下鉄に乗り換えて都心に向かう、というコースを選択した。
都心の駐車場が最近値上がり傾向で、安価な場所の空きが全く期待できない状況である。時間が確実に計算できて、赤字傾向の市営地下鉄に多少なりとも貢献できる手段なので、今後はこのルートを基本にしようと考えている。
少し早めの12時50分に家を出て、事務局到着が13時35分。手続き後に会場で設営し、スタンバイが13時50分という結果だった。つまり、家を出てちょうど1時間後には歌い出す準備が整う、と考えてよい。(家から地下鉄近隣駐車場までの渋滞はまずない)
会場はいつもの北4条広場。会場には一番乗りしたが、3組の共演なので交代がスムーズに運ぶよう、場所は普段より1ブロック出入口に近い場所に陣取った。風が強く、気温も低めで、タイツと厚手のセーターで備える。
14時が迫っても誰も現れず、自主判断で定時から歌い始める。およそ30分で9曲を歌う。好評だった一昨日前半の叙情歌中心の構成だ。
「カントリー・ロード」「涙そうそう」「仰げば尊し」「さくら(直太朗)」「青葉城恋唄」「サクラ咲く(オリジナル)」「花~すべての人の心に花を」「なごり雪」「レット・イット・ビー(オリジナル訳詞)」
この日も反応は非常によく、1曲目からすぐに人が集まってきた。全体的な集客は一昨日には及ばなかったが、手応えは抜群。最初から最後までずっと見届けてくれた方も複数いた。
途中で演劇ユニットのTUC+KYOKUさんが現れたので、予定通りにワンステージで打ち切る。売上げも上々だった。
TUC+KYOKUさんのステージが終わっても、3組目の弥勒さんが現れない。ワンステージで帰るつもりでいたが、会場は空いているので、急きょ2ステージ目をやることにする。
15時から歌い始め、洋楽系の曲を中心に、およそ30分で8曲を歌う。(※はオリジナル訳詞)
「カントリー・ロード」「虹に消えた恋(初披露)」「オブラディ・オブラダ※」「イエスタディ※」「コンドルは飛んで行く※」「雨ニモマケズ(オリジナル作曲)」「レット・イット・ビー※」「ヘイ・ジュード※」
予定にないオマケのようなステージで、過去の経験から集客が減るだろうという漠然とした予感もあり、かねてから試したかった曲、歌いたかった曲を自由気ままに歌い綴った。
案の定、集客は極端に減り、立ち止まる人はほとんどいない状況下で、久しぶりに通りに吹く風になって気持ちよく歌った。2ステージ目はこんなふうに、集客とか売上げの心理的ノルマから解放され、気ままに歌うスタイルが合っているかもしれない。
今年に入って8回目、第5期としては12回目のチカチカパフォーマンスだったが、数多くの回数をこなしたという実感はあまりない。それもこれも自由に演れる環境が整っているからに他ならず、パフォーマーとしてのルールを今後もきちんと守って、この環境を大事にしていきたいと思う。