夕方に納めた20棟分の校正で、待てど暮せど校正があがってこないので、業を煮やして独断で完成させた分である。納期が目前に迫り、ハウスメーカーも中間代理店(私にとっての取引先)もようやく本腰を入れ始めたようで、ちょっと遅過ぎますって。
11/27が校了日なので夜食をかきこみ、眠い目をこすって作業にとりかかったが、かなり手こずった。終わったのが朝の7時半。妻はとうに起き、飲物など作ってくれる。
その後、倒れるように眠りにつく。昼近くによく分からない内容の電話が取引先からあったが、眠くてよく覚えていない。いや、覚える必要のない内容だった。
16時に起き出し、朝だか昼だか夜だか分からない食事をとっていると、再び電話が鳴る。一昨日納品の10棟にまたまたの修正が出たので、すぐに直して夕方までに送って欲しいという。あのう、すでに夕方なんですが…。
なぜか体力は回復していて、すぐに修正に取りかかる。「ウッドデッキの位置変更」という手強い修正がこの期に及んで飛び出し、またまた手こずる。ウッドデッキが動くと、庭の構成がすべて変わってしまうのだ。
しかもこの変更、表通りに面した玄関ポーチの真横にウッドデッキがくるもので、どう考えても私が決めた当初の位置のほうが、プライバシー面で優れている。生身の人間の暮しというものを深く考え、理解していれば、こういうことにはならないのだが、まあ、泣く子とクライアントには勝てませぬ。おっしゃる通りにしときましょ。
作業の合間に、断続的にクリスマスイベントのポスターと、チケットの作成印刷作業をやる。昨日、たまに行くライブハウスから頼まれたもので、こちらも急ぐらしい。
先日の名刺の件もそうだが、忙しいときに限って、この種の依頼はなぜか集中する。これぞマーフィーの法則。人生、そういうものだ。
しかし、義理のある方なので、断ることなどできない。大河ドラマではないが、「愛と義」は、すべてに優先する。ここをおろそかにしていると、のちのち痛い目に合うよ。60年生きて、そんな事例を数多く目撃してきた。
プリンタの調子はイマイチだが、今回も運良く青の色はほとんどない。クリスマスだからね。何とか30枚分のチケットを無事印刷し終えた。
このあと、はみ出した分をカッターで1枚1枚カットする。名刺ほどではないが、手間はかなりかかる。
修正作業に火を吹いている最中、インタホンが鳴って町内会長がやってきた。近隣の街路灯の電球が切れているので、対処して欲しいとのこと。町内会の防犯部長を仰せつかっているので、こちらも責任がある。またまたマーフィーですな。
その際、来春の連合町内会新年会への出席を打診された。なんでも副会長が別の新年会で出られないそうで、その代役。しかし、酒席は最近とみに苦手になっている。ライブ関連でも、演奏中に酒を伴うものには、基本的に食指が動かない。
「宴会の類いは苦手ですので、他の方に…」と、丁重にお断りした。こちらは防犯部長の務めを果たすことで、充分に「義」はつくしている。
夜、朝納めた20棟分の修正がまたまた入る。明日正午が締切とか。果てしなき闘いである。今夜はいったい何時に寝られるだろうか。ううむ…。