「外壁を枠付表示にし、厚さを1.2ミリから1.6ミリに変更する」
これまで壁は作業が早い「中心寸法枠なし単線方式」でやってきた。そのほうが作業が格段に早い。線の太さが1/100で1.2ミリ。妥当なところだ。
CADをやっている方ならお分かりだが、壁厚を上記の表示方式に変更するとなると、全作業がやり直しとなり、その作業量も膨大。あまりのことに、一瞬めまいがした。
発端は発注時に各種の仕様を統一し、ひな形を作成して作業を担当する3者(完全別会社)に配布してなかったせい。めいめいが自分の手慣れたやり方で作図してしまったので、ソフトや元の図面は同じでも、細部に違いが出る。
第1弾の校正で、大元のハウスメーカーから「図面がバラバラ」という厳しいクレームが出たそうで、そりゃそうです。
いまさらだが、私が音頭をとり、「ひな形ファイルを作り、メーカーの承認を得てから、それに基づいて作図しましょう」ということになったが、何とそのひな形作成責任者が、当然のように私ということになった。
今日は本来の業務ではなく、ほとんどこのひな形図作成とその修正に時間を費やしてしまった。これから残りの15棟、さらには25棟分の大修正と校正作業が待ち構えている。
作業が6割がた終わり、少し先が見えていたと思っていた矢先、またまた真っ暗なトンネルに再突入である。