2009年11月8日日曜日

聴き手の評価

 集中して作業したので、明朝納期の仕事は夕方までに終わり、すでに送信ずみ。日本シリーズも終わり、時間が空いたので、先日のシャンソンコンサートの音源編集にとりかかった。
 今回の録音はかなり気をつけたので、ちゃんと録れていたが、いざヘッドフォンで聞いてみると、右側の音がよく聞こえない。パソコンとMDコンポをケーブルでつなぎ、音源編集ソフトを起動させて取り込んでみたが、やはり右チャンネルの音がほとんど録れていなかった。

 試しに別のMDで同様に音を取り込んでみると、ちゃんと左右の音が入る。ということは、いよいよスピーカー出力だけでなく、入力側も右チャンネルの音が正常に入らなくなってしまったということ。やはり修理に出さねばならないようだ。


 問題は今回のライブ音源で、現状だと片側の音だけしかなく、音がまるで貧弱。まともな編集作業もできない。いろいろ試すうち、以前に左チャンネルの音を右にそっくりコピーさせたことがあるのを思い出した。
 確か夏のライブ録音のときで、思い返せば、あのときごく一部にあった右チャンネルの欠落は、今回のトラブルの予兆だったということになる。

 今回も同様に作業し、音はごく普通に聞ける状態になった。そのほか、ポップノイズの除去や長い無音部分、冗漫なMC等のカット、音割れの修正など、1曲処理するのに軽く30分以上はかかる。
 夜半までに20曲中の5曲の編集作業を、ようやく終える。手間はかかるが、聞きながらライブの細かい反省も出来るので、案外楽しい作業でもある。
_1/4を聞いてみて感じたこと。(前半は集中力欠落で、まるでダメ)と自分で決め込んでいたが、実際に録音を聞いてみると、出来はそう悪くない。
 いまのところセーハするコードの押さえの甘い部分が1カ所だけあったが、全体の印象としては、よく歌っている。ひょっとすると、会場の聴き手や妻の、「とても良かった」という評価で正しいのかもしれない。

 常にカンペキを求めようとすると、ちょっとしたイメージのずれやミスが実体以上に増幅され、いわゆる「一人で落ち込む病」にかかりがち。細かな反省点は忘れずにそっと内に秘め、ひとまず聴き手の評価に身をゆだねることにしようか。