午後、道北の幌加内町に住む10年来のネット友人、カズノコさんが初めて我が家を訪れた。別の町内行事でたまたま札幌に来るということを掲示板で知り、「いらしゃいませんか?」と私から声をかけた。
幌加内町といえば私の故郷で、小6の夏まで暮らしていた懐かしい場所だ。カズノコさん一家は幌加内町とは縁のない本州出身の方だが、縁があって20数年前からそこに暮らしている。
不思議な縁があって10年ほど前にネット経由で知り合った。質素だが、心豊かな暮らしと家族関係を大切にする生き方にはいつも共感し、励まされてきた。
この種の趣味関係で知り合った友人、知人が私には数多いが、その多くはネット経由であり、古くからある血縁、地縁、学縁とは全く異なる交友関係だ。
もし名づけるとするなら、知識や知恵という縁で互いに知り合った、すなわち「知縁」ということになろうか。
あまり時間がないという彼女を最寄りの地下鉄駅まで車で送迎したが、それでも話した時間は1時間強。その間に家の内外も全部見てもらった。
目の回るような忙しい時間だったが、直接会うのは今日が初めてでも、ホームページやブログで互いの生活や家族構成はよく知っているので、これだけあれば意思疎通には充分。
うまい具合に勤めから戻った妻も同席し、庭でとれたハーブティやラズベリーなど食べていただきつつ、子育てのこと暮らしのことなど、機関銃のようにしゃべりまくる。
つきない話の続きは、近いうちに故郷の墓参りの折に今度はカズノコさんのお宅でゆっくりやりましょうということで、お開き。
かなり気に入っていただいた様子の我が家のツタの葉を、挿し木用にもって帰るはずだったのが、あわただしさの中でつい忘れてしまった。次回訪問時に直接お持ちすることにしましょうか。
車庫&アプローチ屋根の現状は、写真の通り。塗装補修や屋根波板の交換作業などが残っているが、全体の印象はこれで固まった。
「アウターリース」には、まだ何も植えてないが、写真ではツタと花を合成してみた。だいたいこんなイメージになる。
実はこのあと、第2期工事が控えている。写真の右側にある壁の下が現時点では開放されているが、ここから冬に厳しい北風が吹きつけ、車にダメージを与えるのだ。この9年で車の左側ドアだけがひどく錆び、穴が開いてしまった。
北の彼方には石狩湾があるので、もしかすると風に塩分が多少含まれているのかもしれない。20年乗っている車は、もはやポンコツ寸前。新車に買い換える前に、まずは風対策である。
予定では、ここを屋根と同じ材料のポリカーボネート波板でふさぐ。設計図(スケッチ図)はすでに出来ているが、一部交換の必要な屋根波板を、捨てずにそのまま壁材として転用するつもり。
なるべくモノは買わず増やさずに、最大の効果をあげるのだ。楽しみはもう少し続く。