木製雨樋の設置ミスで腐食してしまった正面の梁と、その背中に抱き合わせた「ころび止め」と呼ばれる部材を撤去し、ころび止めを通気を考慮した位置(内側の下側)に付け替える工事だ。
一部が腐った部材をいつまでも放置しておくのは好ましくないし、次の冬がくるまでには、ケリをつけたい。
屋根強度そのものは、新設した2段梁(写真の新しい梁)で充分であることが、すでに立証ずみ。電動ノコとバールを使い、少しずつ切りながら撤去しているが、心配していた柱上端と内梁端部の腐食は、最小限で済んだ。
ただ、古い梁ところび止めは、大半が使い物にならない。甘い見通しのツケで、ヒトサマの家でなくて良かった。
今日は続きをやろうと思っていたが、午後から急に雨が降り出したので、仕方なく、ポリカーボネート波板から落ちる雨のしずく対策のテストに切替えた。
波板の端部から落ちる雨の切れが悪く、新しい梁をまた濡らしている。今度の梁は周囲が開放されているので、一時的に濡れたとしてもすぐに腐る心配はなさそうだが、気持ちとしてはなるべく濡らしたくはない。
手持ちの鉄板の端材を加工し、あれこれ試すが、なかなかよい方法にたどり着かない。写真のように、端部に水切り用鉄板を打ちつけるのがまずまずの方法だが、これでもまだ雨だれの一部は裏側深く、回り込んでくる。
いっそ、波板の端部だけ勾配をきつくすることも検討中。波板の水切り処理には、灯油タンクの屋根のときも手こずったが、かなり難しい。その前にまずは腐った部材の撤去だ。