風は冷たいが、午後からは強い陽射しが窓から差し込んだ。暖房は朝9時に自動でオフになるが、室温はみるみる23度まで上がった。
写真は仕事部屋の本棚に常時置いてあるセンサー式のデジタル温湿度計。温度と湿度が1秒間隔で交互に自動表示される仕組みである。
室内では丸めて使っているが、本体につないだ1メートルほどのコードの先端にセンサーがついていて、本体を室内に置き、センサーを外に出して計測することもできる。
貰いものだが、以前にある工務店の社長が持っている1万円近くもしたというデジタル温湿度計と同じ場所で測ってみたが、数値にほとんど違いはなかった。信頼度は極めて高い。温度湿度をあれこれ議論する場合、やはりこれくらいの機器は備えておくべきだろう。
左側にある黒い物は、時間確認のために置いたデジタル時計。16:37現在で、22.5度ある。暖房が再びオンになるのは17時なので、陽射しさえあれば無暖房で8時間は過ごせることになる。
最近、ふと思いついて、毎日入ったあとの浴室のバスタブに蓋をせず、換気扇も1時間だけのタイマー運転に変更した。
暖房は深夜も20%負荷で微少運転し続けているので、どうしても湿度が下がってしまう。40%を切ると明け方に喉がカサつき、咳き込むこともあった。建物にとっては湿度は低いほど好ましいが、人間にとっては低過ぎると時に健康を害する。かといってエネルギーと経費に負担をかける加湿器を買うのは、たとえ中古であっても論外。
浴室の蓋を開放してからは、労せずして夜の湿度は45%くらいまで上がった。このあたりが建物と人間の両方に具合のいい中間的数値だろう。
蓋を開放すると湯気と共に、バスタブのお湯の熱も効率的に室内に開放されることになる。そのせいか、夜の室温が下がりにくくなった気がする。
理論的にはそうなるが、たかが風呂の蓋が室温にまで影響するかどうかは、まだはっきりしない。もしこれが事実だとすると、湿度と温度の両面で効果のある画期的な手法ということになるが。