2007年8月9日木曜日

ユニバーサル

 壊れてしまったマウスをやっと買い替えた。ネットオークションで中古も探してみたが、マック専用品となると、なぜか新品の汎用品よりもはるかに高い。調べた結果、すべてのOSを問わずに使えるバッファロー製に決めた。
 仕事の打合わせ帰りにヨドバシカメラに行ってみたが、欲しい機種がない。やむなく近隣のヤマダ電機に行くと、こちらには在庫が豊富だった。ポイント値引きやら、カード抽選値引きやらで、わずか1,000円強で入手。
_さっそく試してみたら、マックはOS9、OSXの両方でドライバーなしで作動する。もちろん、Windowsも95からVistaまで問題ない。つまり、自宅にある3台のパソコン全てに使える優れものなのだ。
 世のパソコンの8割以上がWindowsなので、店頭に並んでいるマウスは、Windowsでしか動かないものも多い。効率的に利潤を追求しようとすると、必然的にそうなるのだろう。今回のバッファローの製品は、いわば需要のスキマをねらったものだ。それでも、ユーザーとしてはとてもありがたい。


 写真の右はお役御免となったマックのマウス。クリックがひとつしかないのがマックの大きな特徴で、右利き左利きを問わずに使え、非常に使いやすい。
 今回買った製品はクリックが左右に分かれていて、右利き専用。まん中にホイール機能のダイヤルがついていて、なぜかマックでもすべてが機能する。

 ただ、個人的にクリックを左右でいちいち切り替えるのは好きではない。ひとつのクリックですべてがまかなえるほうが、はるかにユーザー側に立ったデザインのような気がする。
_デザインのあらゆるジャンルで、「ユニバーサル」という概念が浸透しつつある。障害者や高齢者ばかりでなく、老若男女、右利き左利き、背の高い人低い人等々、多様な人々に等しく優しいデザインコンセプトのことだが、まだまだ道は険しい。
 つぶしがきいてたいそう便利な新型マウスだが、現段階ではあくまで予備扱い。スピードを要求されるCGの仕事にはこれまで通り、古いマックのマウスを使うことにする。