2007年8月29日水曜日

春の風が吹いていたら

 訪問ライブが秋メニューに変わる時期でもあり、空き時間を使って新しい曲をいくつか仕込んだ。
「叙情的」「唱歌風」という切り口で、「夕焼け小焼け」「高原列車は行く」「朝はどこから」「踊子(三浦洸一)」「下町の太陽」などを練習。これらの主旨からは少し外れるが、「星の流れに」「夢追い酒」の演歌系の歌も練習。
 勢いに乗って、フォークの隠れた名曲「春の風が吹いていたら」(作詞、作曲:伊庭啓子)も再練習し、こちらは歌詞とコードをほぼ暗譜した。
 この曲は吉田拓郎とおけいさん(四角佳子)がかって一緒に歌っていたが、二人の破局後もひっそりと歌い継がれている。とても好きな歌で私も若い頃、友人の結婚式でギター弾き語りで歌った。

 本当は男女のデュエットで歌うのがよろしいが、一人でも充分いける。もし二人で歌う機会がどこかであった場合に備え、一部を原曲にはない二重唱にした編曲にもチャレンジ。


 ネット検索してみたら、この歌の隠れファンはかなりいる。つい最近、当時のレコード(アルバム「伽草子」)そのままがアップされていて驚いた。当時のレコードをいまでも大切に持っていて、プレーヤーも現役。いつでも聴けるが、ネットで聴くと何か違って聞こえるのはなぜ?

 おけいさんには、3年前に及川恒平さんの時計台コンサートを主催した折、チケット販売で応援していただいた。そのときにメールで何度かやり取りがある。とても気さくで、暖かな方だ。
 直接お会いしたことはないが、もしかしたら天女のような方かもしれない。透明感のある天女の歌声は、当時もいまもあまり変わっていない。