2007年8月18日土曜日

ユダンならぬ

 町内会にはゴミ集積場の掃除当番があり、決められたゴミステーションを数カ月に一度のペースで掃除、除雪をすることになっている。
 先週、この当番が回ってきた。担当は一週間だが、週末になって突然ルール破りのゴミが放置され、一向に片づかない。律儀な妻は、ゴミを残したまま、次に回してしまうのはイヤだといい、2週続けて今週も当番をやるといい張る。

 放置されたゴミは、分別すべき3種類のゴミが混ざっていて、収集不能。このままだと、永遠に放置されかねない。ゴミ当番にそこまでやる義務があるのかどうか疑問もあったが、やむなく私が放置されたゴミ袋を開き、持参した別の袋二つに「自主分別」した。
 問題のゴミ袋には、アルミ缶やビン類の「資源ゴミ」、トレーなどの「プラスチックゴミ」、その他金属類の「燃えないゴミ」が混在していて、飲み残しのジュース類がこぼれ、異臭を放っている。分類作業中に汚れたステーションを水で洗う作業まで増え、すべてを終えるのに30分近くもかかってしまった。
 今週の収集状況をハラハラする思いで見守っていたら、それぞれの日に無事に収集されていて、胸をなでおろした。
 ようやく次の家庭に引き継ぎを終えた今日、「また別のゴミが放置されている」という妻の通報。信じ難い気持ちで確認に行くと、これまでとは全く別のゴミ(ビールの空き缶)が大量に放置されている。分別されてはいるが、明らかに決められた収集日以外に出されたものだ。

 2週続けての不祥事に、疲労感だけが残った。我が家の周辺にアパートやマンションは一切なく、個人の住宅ばかりである。ルール破りはしにくい環境のはずだが、それでもこのザマだ。
「犯人」はいったい誰か。2度の放置ゴミは同一人物か、あるいは通りすがりの第三者の仕業かと、疑惑だけが膨らむ。
 確かなことは、ごく普通の社会ルールさえ守れない輩が、身近にウロウロしているらしいという事実である。全くユダンならぬ世の中だ。ユダンなどしてないが。