2025年7月7日月曜日

ボンド処理に失敗

 新年度5度目の地区図書館〜本修繕ボランティア活動日で、9時25分に図書室到着。各人の都合で時間差はあったが、結果として6名が活動に参加した。
 最初に前回修理を済ませた本の検本をする。計5冊のうち4冊は問題なく、「作業完了棚」に収めたが、過去2回に渡って修復した小型絵本のノド(ページの谷間)部分に小さな剥離を発見。再度ボンドを流し込み、クリップ固定して「作業終了棚」に収めた。
 次回の確認まで完了とはならず、なかなか手が離れない。


「修理対象棚」から新規に絵本を取り出して修復にかかる。
 4つの折丁に別れた本体のうち、3つの折丁で糸が緩んでいて、ページがいまにも外れそう。ボンド修理だけでは長持ちせず、係員と相談のすえ、糸を綴じ直すことになる。

 くけ針に糸を通し、折丁は分解せずにそのままの状態で針を差し、縫い合わせてゆく。端部まで縫ったら折り返し、元の場所までに縫い戻す。ミシンのような縫い方で、非常に手間がかかる作業だった。


 ようやく終わって、糸の端部と共に折丁の背を表紙にボンド固定したが、ここで大きなミスをした。
 最初の折丁でつけすぎたボンドがページ内にはみ出したことに気づき、あわててスクレイパーで削ったらボンドが固まり始めていて、本文の一部に穴が空いてしまった。
 ボンドを少なめにし、折丁毎に接着を確認しつつ進めれば防げただろう。ひとまず全部を終わらせてクリップ固定し、穴の処理は次回に持越しとなった。

 その後、ページ外れの漫画本の補修を2冊やったところで、終了時刻到来。長い作業時間の割に効率が上がらず、なんとも後味の悪い結末となってしまった。