1ヶ月ほど前から左上の奥歯が痛みだした。数年前から動搖(ぐらつき)が激しくなり、かかりつけ歯科医からは抜歯を勧められていたが痛みはなく、ズルズルと先延ばししていた。
上の歯は左右の奥歯が一体になった部分入れ歯を使っている。装着してしまえば、ぐらつきは気にならなかった。だが今回は取り外す際に激痛が走り、外したあとも噛み合わせると痛む。
大半が虫歯か歯槽膿漏で抜け落ち、唯一残った奥歯だったが、ぐらつきは自分でも抜けそうなほど。ここらが潮時と抜歯を決意した。
レントゲンを撮ってみると歯を支える骨はほとんど溶け、抜歯以外の選択はない。いちおう麻酔は打ったが、出血も痛みもなく、一瞬で簡単に抜けた。
抜歯で発生した部分入れ歯の欠損部は、型取りしてから修復するものと思っていたら、歯科医が抜けた歯を参考にその場で作ってくれた。
30分ほどかかったが、自分の歯と比べても遜色ない仕上がり。実に器用なもので、歯科医には工学や芸術のセンスも必要なのだと感心させられた。
治療費は2千円強と安い。いちおう痛み止めと化膿止めを処方されたが、入浴は可能。痛み止めも飲まずに済みそう。
住宅や健康面で延々と続く「修繕」の日々、さすがにもうウンザリである。そろそろ終わりにして欲しいものだが、はてさて?