2023年11月2日木曜日

タイヤ交換でプチ騒動

 庭のラズベリーが突然2度目の実をつけた。数えると8個もある。母の日に次男から届き、花が枯れて庭に地植えしたカーネーションにも2度目の花が咲いた。
 ラズベリーの2度なりは以前にもあった気がするが、今年の異常気象を象徴している気がする。単純に喜んでよいものか、考えてしまう。


 まだ初雪は降ってないが、温暖なうちにと、今年も例年通り冬タイヤへの交換を行った。
 新車に換えてから5度目となり、手順にも慣れてきた。秋はタイヤローテーションもなく、単純に同じ番号のタイヤに交換するだけ。

 これまでボルト締めは十字レンチでやっていたが、締め付けトルクは勘だけに頼っていた。車を持ち始めて40年余り、タイヤ交換はずっと自力でやってきて、タイヤ脱落事故は一度も起こしていない。
 しかし、自力でやるにしても締め付けトルクは厳守すべきと悟り、情報を収集して「トルクレンチ」なる専用工具をアマゾンで買った。

Hotordaトルクレンチ6点セット 交換ソケット3個付」¥3,290

 車の取説を調べると、規定の締め付けトルクは85N・m。設定値は取手の端部ネジで簡単に固定できる。



 13時ちょうどから作業開始。ボルト締めは初めてトルクレンチを使ったが、ラチェット機能がついていてレバーも長く、スムーズにやれた。設定値に達すると「コキン」と音で教えてくれる。
 ボルト緩めはこれまで通り十字レンチを使用したが、もしかするとすべてトルクレンチでやったほうが早いかもしれない。
(トルクレンチは測定器の一種で、ボルトを緩める意図では使わない


 1時間くらいで終わり、ホイルカバーも取り付けて空気圧調整まで一気にやっていたら、2個の調整が終えたところで、シガーソケットから動力を得ているコンプレッサが動かなくなった。
 抜き差ししても変化がなく、試しにエンジンを始動させてみると、こちらも全く機能しない。どうやら何らかの理由でバッテリーが上がってしまったらしい。
 考えられるのはコンプレッサの使用でバッテリに負荷がかかり、電圧が下がってしまったこと。過去4回は全く問題なく作業できたが、経年でバッテリが弱った可能性もあった。

 ちょうど珈琲タイムの時間で、作業の大半は終わっていたため、いったん撤収してロードサービスにレスキューの連絡をした。
 車両保険を締結しているS損保にまず電話。以前にもバッテリ上がりで依頼したことがあり、無料で迅速に対応してくれる。


 30分後に業者がやってきた。相変わらず対応が早い。担当者にキーを渡して始動を試みると、まだ何もしていないのに、なぜか一発で起動した。少し前には何度やってもダメだったのが、どうしたことか。
 念のためバッテリー電圧を測ってもらうと、こちらも14.4Vと適正値。とんだ無駄足をさせてしまい、恐縮してしまった。

 理由は不明だが、コンプレッサの連続使用による一時的な電圧降下が、休ませたことで回復したのでは?という推測である。今後は必ずエンジンを動かしながらコンプレッサを使うこと、との教え。深く肝に銘じておきたい。