2023年11月20日月曜日

立体絵本のパーツ復活

 今年度14度目の地区図書館、本修繕ボランティアに参加。活動は9〜13時のフレックス制だが、係員から一昨日連絡があり、施設側の都合で今回は9〜11時に短縮するという。いつも10時すぎに行っているが、早めに出て9時15分に着いた。

 参加者は4名と少なめ。なぜか補修対象の本も極端に少ない。時期によって波はあるが、前回活動日に大量の補修をしたせいか。

 前回、係員が処置に困っていた恐竜の立体絵本があり、草食恐竜の頭部分が完全にとれていて、しかも脱落したパーツが行方不明。過去に私も担当して何度か補修していたが、持ち越しの修繕本があって対応できなかった。
 復活はもはや困難で、廃棄処分にするしかないと係員は言う。しかし、繰り返し壊れるということは、子供に人気がある証拠。ずっと気になっていたが、実はよい補修アイデアが浮かんでいた。


 ネットから対象の恐竜画像を探し出し、スケールを合わせてプリントアウトして脱落部分にあてがうという案。その場で探すのが難しければ、頭部分の大きさだけ採寸し、自宅に戻ってゆっくり探して色調整をやればいい。
 係員の賛同を得て、まず他の傷んだ箇所を補修する。そうするうち、係員が対象の絵本サイトから、脱落した草食恐竜のイラストサンプルを見つけた。
 さっそくプリンタから出力を試みる。サンプルは小さく、拡大して現物の大きさに拡大。この調整がうまく運び、まるで測ったように脱落部分とぴったり合った。

 プリント用紙がやや薄く、厚めの紙で裏打ちする。周囲を切り取って微調整し、ビニダインでしっかり固定すると、ほぼ元通りの草食恐竜が復活した。あきらめなかった執念の勝利。