あるネットニュースサイトで読んだ、30代とおぼしき夫婦のハナシ。
妻との間に隙間風を感じ始めた夫が、ある朝起きると妻に「おはよう」と声をかけた。膠着する夫婦関係を打破するきっかけにしようと仕掛けたが、妻からの返事はない。
聞こえなかったのか?と再度の「おはよう」。しかし反応はない。めげずにもう一度「おはよう」。やはり返事はない。ここで夫は妻との関係が決定的に壊れたことを悟った。やがて二人は離婚へと至る。
挨拶しなくなったから壊れたのか、壊れたから挨拶しないのか、順序は不明。だが、たとえ夫婦や親子という親しい間柄でも、日々の挨拶は大事であることだけは確かだ。
裏庭のアイリスが美しく咲いた |
この情報を得てから、我が家でも起床時には努めて「おはよう」の声をかけるようにしている。
寝る前の「おやすみ」、散歩や買物に出かける前の「行ってきます」、家に戻ったときには「ただいま」、戻った相手への「おかえり」、食事のときの「いただきます」「ごちそうさま」、なにかしてもらった際の「ありがとう」等々、家庭内の挨拶シーンは雑多で数多い。
我が家では「おはよう」以外の挨拶は、夫婦して割りとマメにやっている。「ありがとう」にはちょっとテレがあり、私からはたいてい「サンキュー」と英語で返す。それでもやらないよりはマシ。
ただ、朝の「おはよう」だけは起きぬけで頭がぼんやりしているせいか、つい忘れがち。晩年の夫婦関係を良好に維持するために、今日も忘れずに「おはよう」。