20年くらい前に自作した木製のギタースタンドがある。「なんでも木材で作ってやろう」と意気がっていたころで、それなりに使えた。
スチール製のギタースタンドを購入してからも、自宅ライブ時には予備として重宝。時の流れで自宅ライブからは次第に遠ざかり、予備ギターを1階居間の壁にかけるようになってから、全く使わなくなった。
そのまま解体するには惜しく、逡巡するうち、(予備PAスタンドとしてなら使えるかも?)と突如思い立った。
先日の地区センターライブのように、予備PAを使う場では自宅での練習時からセットしておく必要がある。いっそ常に予備PAを使いながら練習するほうが、何かと都合がいいと思い立った。
対象は2017年に中古で買ったヤマハMS101-2。出力10Wと非力だが、モニタを兼ねた予備PAとしてなら充分使える。
底面にスタンド等に設置可能なM5のボルト穴が2個ついていて、専用アタッチメントもあるらしいが、買わずに自作しようと考えた。
実はカメラ三脚やマイクスタンドに設置可能な木製アタッチメントはすでに作ってあり、ライブでも安定して使えている。同じ要領で木製のギタースタンドにも設置しようというのだ。
ギタースタンドとしての機能はそのまま残し、上部にある水平部分に穴を開け、下からナットを差し込んで固定する。基本的にはマイクスタンドやカメラ三脚の構造と同じだった。
試行錯誤のすえ、マイクスタンド用の自作アタッチメントを改良することに決定。ボルトは3/8インチ規格で、穴は径10ミリで開けてやればよい。
これまでつけてあった三脚用の木製アタッチメントもついでに作り直し、底部固定用のM5ボルトの着脱により、マイクスタンドでも三脚でも随時使用可能な構造とした。