昨夜からの雨がシトシト降り止まず、早くも梅雨の気配が漂う。残っていた南側木壁補修作業のうち、下板の交換はギリギリやり終えた。表板3枚のエコ塗装と固定が残っているが、この雨では無理だ。
そこで室内でやれる作業として保留にしてあった、新しい10インチタブレットの収納ケースを作ることにした。
過去に古くなった革鞄を解体し、7インチタブレットの収納ケースを自作したことがあり、いまも使い続けている。
同じ要領で作ろうと考えたが、あいにく鞄関連の再生材には在庫がない。以前に廃棄した際、保存してあったギターのソフトケースが使えそうな気がした。
残っているのは平らな部分の生地。合成樹脂系で鞄生地に近く、強度はそれなりにある。タブレットをあてがってみると、大きさには余裕があった。
タブレットを置いて周囲に15ミリぐらいの余裕をとり、色鉛筆で型取りする。そのままでは柔らかさが足りず、内部を端布で二重に覆うことにした。
端布も同じ寸法で型取り、入口部分だけを40ミリ長く切る。2枚の布を重ね、入口部分を折り返して端部の10ミリをさらに内側に折る。その状態でマチ針を打ち、ミシンで端部を直線縫いした。
全体を二つ折りにし、外周の内側5ミリを直線縫いする。はみ出し部分をハサミで微調整したのち、最後に外周部をジグザグ縫いして完成。さっそくタブレットを入れてみると、イメージ通りに収まった。
この種のタブレットケース、10インチ対応の市販品を調べると、最低でも400円。諸物価高騰のご時世、廃品再利用のDIYで乗り切ればフトコロは痛まず、作る楽しみも得られる。