2023年6月15日木曜日

抜歯後に残ったカケラ

 先週月曜に歯科で診てもらった右上歯茎の調子がよくない。当初は部分入れ歯が当たってタコ状になったとの診断で、入れ歯を削って調整したことにより、痛みは改善された。
 ところが先週末から、患部が膿み始めた。先端に白い突起が発生し、消毒した針で突くと排膿する。痛みはないが、夕方になると腫れぼったい感じになり、いつまでも化膿は治まらない。
 今日になって歯科に電話し、再度診てもらうことになった。

 経緯を詳しく説明し、念のためレントゲンを撮った。すると信じがたいことに、膿んでいる部分に以前に抜いた歯のカケラが残っているという。痛みや腫れ、化膿の元凶はおそらくこれで、部分入れ歯は直接の引き金ではないだろう、との診断。
 前歯歯根の化膿で大学病院に回されて手術したことがあったが、今回もまた…?と思ったら、その場でカケラを除去してくれるという。


 カケラといえど抜歯と同じ扱いで、麻酔を打って患部を切開。ニッパのような専用道具で計3個のゴマ粒状のカケラを除去してもらった。

 抜いたのは10年近くも前のことで、それがなぜいまになって悪さをし始めたのかは不明。抜歯後になぜ取り残しがあったのかも不明だが、化膿や腫れはこれで改善するだろうとのこと。
 化膿どめの抗生物質を3日分もらい、それでも症状が残るようなら、再来院である。
 歯科の電子カルテに明確な記録がなく、帰宅後に自分のブログ記録を調べたら、9年前の記事に詳しい経緯が記してあった。
歯根と骨の接合部がほとんど溶けていて、化膿しているため抜歯」とある。推測だが、抜歯時に溶けた歯根の一部が欠け、骨の中に残ってしまったに違いない。何らかの理由でそれが動き出し、今回の症状に至ったのではないか。

 麻酔が切れると歯茎がジクジク痛んだが、我慢できない痛みではない。それにしても、今年はいろいろな災難に見舞われる。当分は用心して生きていくのが賢明のようだ。
(処置後6日経って、患部の腫れと可能は完治しました)