地区センター図書館、本修繕ボランティアの日。普段より早めの10時に到着する。私を含めて8名の参加だった。
この日は12時から週末に実施の地区センターコンサートの最終打合せもあり、時間のやり繰りが難しい。
最初に手掛けたのは、3センチほどの厚さがあるA4版のカラー図鑑。子どもたちに人気があるせいか、表紙の片側が完全にはがれている。
ページや表紙の脱落修理にはかなり慣れてきて、係員と相談して方針を決める。
幅6センチくらいの寒冷紗布を本の高さ分だけ切り、表紙厚紙の裏に差し込んで糊付け補強することになる。脱落していない側の表紙にはスクレイパーを差し込んで隙間を作った。
2枚の表紙と背表紙に寒冷紗布をまず糊で固定。糊が乾かないうちに、本体の背にも糊をつけ、素早く接着した。
脱落している側の表紙と本体の間には別の紙を幅5センチで切り、同じく糊付けして補強。糊が乾くまで丸一日、目玉クリップで固定する。
1時間半くらいで終わり、続けて絵本の落書きを消し、歴史文庫分のページ脱落を糊で修復する。微妙なはみ出し部は紙ヤスリで調整した。 計3冊の処理を12時10分前までに終わって、そのまま事務室へと移動。コンサートの最終打合せを館長さんとする。
未決定事項はステージの位置で、最終的には2011年にやった震災復興支援コンサートと同じ大ホールの壁際で歌うことに決まった。吹き抜けの高い天井があり、音響効果が抜群にいい。入口からの見通しもよく、通りすがり客の参加も期待できる。
壁際には現時点でキッズコーナーがあり、当日は移動させてスペースを広げてくれる。コロナ禍が沈静傾向とはいえ、ステージと客席の距離はなるべく広くとりたい。
そのほか、歌い手の経歴紹介やアンコールの扱いも具体的に煮詰めた。流動的要素はあるにしても、これまでの経験値で乗り切りたい。
帰宅後、雨の合間を見計らって、遅れていた山東菜の種蒔きをする。例年より1週間ほど遅いが、土の温度を測ったら15度。ほどよい発芽温度にようやく達した。
場所は連作を避け、昨年と反対の東側。雨続きで土はよく湿っている。タイミングとしては悪くない。種は昨年買った残りだが、無事に芽吹いて欲しい。 数週間前から上の歯茎が痛く、夕方になると特にひどい。部分入れ歯が当たっているせいだった。歯科に電話したらすぐに診てくれるというので、歌の練習を終えてから17時に出かけた。
痛みは部分入れ歯が歯茎を圧迫し続け、「タコ」のように固くなったせいだとか。よくある症状らしく、入れ歯を数ミリ削ってもらったら、ウソのように痛みは消えた。
口腔内の「タコ」は次第に消えるはずで、万一痛みが続く場合は、再来院の念を押された。
コンサート間近となり、PAを始めとする機材や喉の調整、15曲分の歌の練習など、準備のピッチが上がっている。昨日から喉調整用として、黒豆煮汁も飲みだした。
久しぶりの企画コンサート、いよいよ迫ってきた。