春先から長く漬物の主役だったヌカ漬けは、12月半ばを過ぎればタクアン漬けと交代する。
ずっと漬けているキュウリがこの時期になると、ジワジワ値上がりしてくる。夏場は1本30円ほどだったのが、いまは倍以上の1本70円。路地物がなくなり、温室栽培が主となるのでやむを得ない。
対策としてキュウリを半分に切って漬け、市販のキムチ漬けと併用してきた。ふと閃いて、季節を問わず価格が安定しているピーマンをヌカ漬けにできないかと考えた。
調べてみると、トライしている人がわずかにいる。半割して種を抜き、普通にヌカ床に漬けるだけだ。
さっそく試すと、ピーマンのほろ苦さとヌカの旨味とが程よく混じって、なかなかの美味。4〜5個入りが100円ほどでいつでも入手できるので、冬場は特に安上がりになる。
キュウリに比べて水分が少なく、ヌカ床の管理も楽。栄養価もキュウリより高そうだ。苦し紛れだったが、いい代替品を見つけた。
昼食で久しぶりにホットサンドイッチを作った。具はホットサンドの王道ともいえる卵とキャベツ、そしてハムを使う。
まずキャベツをざく切りにしてラップに包み、電子レンジで30秒加熱。卵を1個割って塩少量とキャベツを加え、フライパンで軽く熱した。
ホットサンドメーカーの内側に耳を落とした食パンを置いて具を載せ、ハムと食パンを重ねて蓋をし、片面90秒ずつ熱して完成。
朝食にも毎日トーストを食べるため、昼食でのホットサンドは月に数回にとどめたいが、この美味さは癖になる。ハムの代りにチーズを載せてもいけそう。