7年前に1株だけ買い、その後幾度かの鉢替えや葉枯れ等を繰り返して140センチまでに育ったサンスベリアから、1本の細い茎とその周囲に多数の蕾が育ちはじめていることに気づいた。これが2日前のこと。
10数本にまで増えた広い葉に埋もれていたため、ずっと気づかずにいたが、間違いなく花の蕾である。
多肉植物であるサンスベリアに花が咲くとは思ってもみないことで、急ぎ調べてみると、日照や水やり、温湿度などいくつかの条件が整った場合に限り、稀に花を咲かせることがあるという。少なくとも植えてから5年以上は必要とか。
週に一度の水やり以外、これといった手入れはしていないが、鉢は吹抜けの直下にあり、陽当たりと通風の条件は確かに悪くない。
蕾をもってから2週間後くらいに白い花を咲かせるらしい。花言葉は「永久」「不滅」。咲かせるまでの長い年月を暗示しているようだ。
花が好きだった亡き母は、珍しい花が咲くと吉兆だと大喜びしていた。縁起はあまりかつがないタチだが、悪い気はしない。香りの良い花だというので、開花を楽しみにしている。