2021年11月23日火曜日

灯油盗難抑止効果

 灯油価格が高騰を続けていて、盗難のニュースもちらほら耳にする。手口はタンクローリー車による定期給油を装い、ポンプを逆回転させて灯油タンクから丸ごと抜き取るらしい。
 先日満タン給油したばかりの灯油タンクが気になり、新たな対策をすることにした。給油の出入りが多い初冬のこの時期が最も危ない。

 現状では7年前に手作りした手製の盗難防止装置がある。工具を使えば壊せるが、音や手間がいかにも「盗難行為」に見えるため、抑止効果は充分にありそうだ。


 同じ時期に灯油タンクの位置を北側軒下から道路側に移動した。屋根からの氷塊落下によるタンク破損を防ぐ目的だったが、道路から丸見えの位置になったことで、予期せぬ盗難抑止効果がでてきた。
 周囲から目立つ場所で好き好んで盗難行為をやろうとは誰も思わないという事実を、以前になにかの本で読んだ。
 今回新たに講じたのは、タンク内の灯油残量を分からなくすること。窃盗犯は効率を考え、残量が充分にある灯油タンクを狙い撃ちするという。残量が分からなければ、ターゲットからは外れる。

 油量計の周囲を黒い幅広テープで覆うことで、通りから灯油残量が確認できなくした。裏面の一部はテープを巻いてなく、回り込めば残量は分かるため、使用者として支障はない。
 給油は年4回同じ時期に決めているので、残量をあえて確かめる必要性はほとんどないが。