手術後8年目となる、年に一度の大腸ガン転移検査の日だった。大事な不動産引渡し&決済を終えた直後に電話をすると、わずか2日後の予約がとれた。
腹部エコー検査と血液検査をやるので、食事はとれない。予約は13時だったが、昨年より早めの12時15分に家を出る。長引くコロナ禍のせいか、待合室は昨年よりもさらに少ないガラガラ状態。私を含めて9名しかいない。
13時20分に診察室に呼ばれ、この1年の経過などを医師と話す。昨年の胃ガンと肺ガンの検診結果を伝えたら、胃ガンは検査センターでなく、同じ病院でも受けられそうなことを言われる。
20分後に採血し、続けてエコー検査を受けたが、同じフロアで新型コロナワクチンの接種をやっていて、待合室は大混雑していた。
エコー検査そのものは20分ほどで終了。この時点で時計は14時20分。持参のサンドイッチと珈琲で簡単な昼食をとる。持参のタブレットPCで本を読むうち、1時間後の15時20分に再度診察室に呼ばれた。
血液検査とエコー検査に大きな問題はなく、肝機能に関わるγ-GTP値が昨年の44からさらに下がって41という良好な数値。日頃の節制を医師にほめられた。 コロナワクチン接種を医師に相談すると、高齢なので受けたほうがよいだろうとの意見。内視鏡検査は近隣での集団接種が始まる前に終わらせたほうがよいとの判断で、7/14に決まった。
昨年まで別の検査センターで受けていた胃ガン検診、状態が改善したので今年は免除のはずが、なぜか同じ日の同じベットで続けて受けることが決まる。ピロリ菌に感染していた場合、最低10年は続けて胃の内視鏡検査を受けるべき、と諭された。
ピロリ菌治療は5年前の2016年。つまり、あと5年だ。
同じ日に胃と大腸の内視鏡検査を続けて受けるのは患者の負担が大きいが、私の場合、胃が計5回、大腸が10回を超えていて「内視鏡検査慣れ」している身。2日に分けるより、むしろ負担は少ないことが期待される。