2021年6月28日月曜日

実家不動産を売却

 母の死からすでに1年3ヶ月余が過ぎ、母名義だった実家の相続登記変更は先月半ばまでに、どうにか自力で終わらせた。
 実はその時点で売却にむけての相談とその後の手配は済んでいて、買主もすぐに見つかり、契約は済ませていた。

 今日は引渡し&最終決済の日。こちらとしては相続登記変更が済んだ時点ですぐにでもやって欲しかったが、1ヶ月以上も待たされた。仲介を依頼した不動産会社は、22年前にマンションを売却した際と同じだったが、月日が経ちすぎて前回の経緯は記憶にない。
 ともかくも、コロナ禍が下火になり始めた時期と引渡しが合致したので、感染リスクは低減された。結果オーライである。


 数日前から必要書類や備品を準備。登記簿謄本、印鑑証明書、実印、免許証、家の鍵などで、契約時に比べると面倒は少ない。
 振込みの利便性から、中心街にある銀行の会議コーナーが指定場所。集合は13時で地下鉄経由で向かう。あいにく昼食時間と重なり、持参したサンドイッチを開始直前に大通り公園の街路樹下で食べた。

 特に問題もなく進んだが、最も時間がかかったのは、買主から売主(私)への購入費振込み手続き。月末の月曜午後という最も混む時間帯にぶつかった。
 この日は数少ない大安で、日取りは買主からの強い希望。私自身は全くこだわらないが、気持ちは理解できる。
 私が13歳のときに父が独断で買った土地で、何かといわくつきだった。両親をつつがなく送り終え、母の一周忌も済んだいま、長年の重しと憂いから、ようやく解放された気持ちでいる。

 引渡し後3ヶ月間は瑕疵担保責任があり、想定よりも高く売れた関係で、不動産譲渡所得税が発生する。確定申告が必要だ。各相続人への分配責任もある。まだまだ終わったわけではないが、大きな山を超えたことは間違いない。