2021年1月28日木曜日

打ち水でウイルス対策

 数日前から2階の湿度が50%を切り始めた。強い陽射しで日中気温が上昇し、オーバーヒート気味になるときが特に顕著。
 夜になると50%前後に戻るが、例年以上にウイルス感染に気を配るべきこの時期。早めに乾燥対策をやることにした。

 市販の加湿器は使う気がせず、当初は吸取紙やフェルト布利用のエコ加湿器に頼っていたが、あまりにも非力である。
 3年前からは1階床下土間コンクリートに直接打ち水し、床下に置いたパネルヒータの熱で直接気化させて加湿する手法に変えた。


 使う水の量が桁違いで、冬期の加湿に極めて有効。気化した水がパッシブ換気の流れに乗って上昇し、家中を巡って2階吹き抜け頂点に設けた排気口から外に出る。
 機材や維持費が不要で、1日何度か風呂の残り湯を打ち水するだけで適切な湿度を保てる。
 室温20度前後で湿度50%を維持すると、風邪ウイルスの増殖を防ぐことができるとの研究実績がある。
 室温は明け方以外は20度以上を暖房でキープしていて、問題になるのは1月下旬から2月上旬までの湿度対策。

 昨年までは500mlの軽量カップで1日数回に分けて2〜5杯(1〜2.5L)の打ち水をやっていたが、今年は容量3.5Lの湯桶を使い、一度にまく水の量を3Lに増やした。
 目下テスト中だが、これで1日2度、計6Lをまいてやると、湿度52%前後を2日間キープしてくれる。どうやら土間コンクリートが水分の調整をやってくれるようで、手間が減りそう。