「新型コロナが普通の風邪レベルまで軽症化するのは10年後」というネットニュース(毎日新聞)を見かけた。
10年後には3~5歳でほとんどの人が感染し、高齢になって感染しても重症化を防ぐ免疫を得られるという。現在、世界的に重症者が相次ぎ死者も増えているのは、高齢になってから初めて感染していることが主な要因という。
あくまでひとつの仮説だが、同じウイルスが媒体の「はしか」によく似ている。
これが本当なら、自分が生きているうちの終息はとても無理なハナシで、甘い期待は禁物。あらゆる面で新型コロナを想定した日常生活をいち早く構築するのが、無事に余生を送る重要手段となりそうだ。
マスクや手洗い&うがいの習慣化は当然として、移動は最低限にし、やむを得ない場合は感染リスクの少ない徒歩、自転車、車とする。人との接触は同居していない家族も含めて極力控え、ネットや電話のオンラインを有効利用。
買物や趣味娯楽、社会活動は移動や接触の少ないものを選び、こちらもネットやテレビが活躍しそうだ。
コロナ以前から引きこもり傾向が強く、人付き合いが苦手な私たち夫婦にとっては、大きなストレスなく順応できそうな気がしないでもない。
しかし、趣味嗜好が外に向かっている人にとっては、なんとも生き難い時代になっている。新型コロナは人間の内なる世界までも分断化する気がしてならない。
相変わらず寒い日が続くが、冬に入ってハラハラと葉を落としていたパキラの枝から、細いが力強い若芽が次々と育ち始めた。
明後日は大寒。寒さも底に差し掛かっているが、植物はすでに確かな春の予感を宿している。ささやかだが、終わりなきコロナ禍のなかで、心励まされるニュースなのだ。