新型コロナ感染予防策として、毎日1回は体温を測るよう努めている。ところが体温に大きな異常がなくとも急速に症状が悪化し、死に至る事例が頻発している。自宅待機や自宅治療となった高齢者は要注意とか。
いろいろ調べるうち、「血中酸素飽和度(SpO2)」という数値が重要で、血液中の酸素量が下がると危険らしい。正常値が99~96%、これが93%以下に下がると症状が全く出なくとも呼吸困難と診断されると、今日の地元紙でもふれていた。
スマートウォッチで心拍数を測定 |
指先に挟んで簡単に血中酸素飽和度が測定可能な「パルスオキシメータ」という機械が数千円で市販されている。PCR検査で陽性と判定され、自宅待機となった場合に貸与される自治体もあるらしいが、不測の事態に備え、我が家にも確保しておきたくなった。
廉価品をAmazonでチェックするうち、昨年の誕生日に長男からプレゼントされた中華スマートウォッチのことを思い出した。腕時計タイプの端末で、体温や血圧が簡単に測定できることは知っていたが、(もしかして血中酸素飽和度も…?)と思いついた。
英語と中国語の取説を苦心して解読すると、どうやら可能のようだ。さっそく試す。
USB変換アダプターで充電中 |
まず腕にはめ、しばしの時間をおく。時計の裏側にセンサーがついていて、特に体温は20分以上経過しないと値が安定しない。
思っていたよりも測定は簡単だった。手持ちの他測定機器とスマートウォッチの値をそれぞれ同時刻に測り、精度を比較してみる。
《スマートウォッチ》
・体温:36.3度 ・血圧:107/70 ・心拍数:62
・血中酸素飽和度:98%
《手持ちの測定機器》
・体温:36.4度 ・血圧:110/70 ・心拍数:61
スマートウォッチで血中酸素飽和度を測定 |
体温、血圧、心拍数に関しては他の測定機器と比べてもほとんど誤差がなく、一度にまとめて測れるスマートウォッチが便利だ。血中酸素飽和度に関しても信頼度は高いと思われる。
スマートウォッチはスマホやタブレットPCと連動させると、さらに健康管理が便利になるらしい。もう少し使い込んでみたい。
昨夜から今日にかけ、またかなりの雪が降った。近隣土木センターの積雪深は62センチで、平年値を10センチも上回る。
車庫屋根に積もった雪は最深部で100センチに迫っている。設計値140センチまでにはまだ余裕があり、登り梁に歪みは全く見られないので、あわてることはないが。