2020年4月30日木曜日

コロナ禍幅広く

 午前中から気温がぐんぐん上がり、札幌のアメダスでは20度を突破して6月上旬の陽気。いつものように散歩に出かけたが、春物ジャンパーでも汗ばむほど。午後には桜の開花宣言も発表された。
 敷地の南西角に植えたレンギョウ、一時はネズミ被害で瀕死の状態だったが、苦心の再生策が功を奏して、今年は多くの花を咲かせた。
 午前中に熊本の親戚から名物のスイカが届く。コロナ禍の折、受け取りはインタホンでの本人確認のみで、印鑑もサインも不要。ドアを薄く開けて「そこの階段に置いてください」と声をかけるだけで済んだ。
 さっそく礼状と共に、お返しのお菓子をネット通販で手配する。巣ごもり生活には、やはり甘い物が無難だ。


 連休明けに実施予定の納骨と法要に供え、墓のある霊園に電話で予約をした。こちらもコロナ禍の影響で、手続きはすべて郵送でやるとのこと。手数料は銀行振込となった。
 同時に葬儀業者に手配済みの法名軸の確認をする。なぜかこちらもコロナ禍の影響で仕上がりが遅れているらしい。連休明けには何とか間に合いそうだが、いまやあらゆる社会生活にコロナの影響が色濃く及んでいる。
 あれこれ動いてちょっと疲れ、居間ベンチで横になっていたら、妻が東側の土手からフキを採ってきた。雑事に追われていて、今年は山菜類を全く食べていない。さっそく煮付けにしたが、忘れていた春の味である。


 夕方から母の預金相続に必要な戸籍謄本の手配をする。母は福井県国高村(現、越前市)での出生以降、北海道幌加内町〜札幌市と3ヶ所にわたって戸籍を移動している。
 預金相続には出生から死亡までの連続した戸籍謄本が必要で、札幌市の戸籍謄本はすぐに手配可能だが、福井県と幌加内町の分は別途取り寄せる必要があった。

 12年前の父の死亡時には、計4通もの戸籍謄本を幌加内町から取り寄せた。当時は電話でやり取りした記憶があったが、今回調べ直してみると、どちらもネットで問い合わせを受け付けている。電話だと旧姓や住所の説明が難解なので、メールでやれるなら大歓迎だった。
 長い時間をかけて2つの役所にメールをしたためる。こちらもコロナ禍のせいで時間がかかりそうな気配濃厚。手配してすでに9日が経過したゆうちょ銀行の相続書類は、いまだに届かない。ひたすら待つしかなさそうだ。