2020年3月12日木曜日

やむなく歯科に

 上の部分入れ歯の具合が突然悪くなった。左側のバネがぐらつく。噛むに支障はなく、この時期にコロナ感染リスクの高い病院には、たとえ歯科とはいえ、なるべく行きたくない。
 しかし、歯の手入れを怠ると認知症のリスクも格段に上がるという。考えたすえ、結局行くことを選択した。
 事前に電話して16時を予約。早めに行ったが、患者はゼロ。信じがたいが、この時期でも入口に消毒液の類いは一切なく、ドア関連はすべてコートの袖口をつまんで操作し、治療の直前までマスクを装着した。
 医師と事務員はさすがにマスクを装着。入れ歯をあわせるために何度も口をさわられる。医師は両手に医療用手袋をしていたが、あまり気分のよいものではない。
 治療中にリスクの高い回転系の器具や吸引器具は一切使わなかったが、1回ごとに入念にすすぎとうがいをする。


 30分ほどで終了。結局最後まで他の患者は来なかった。やはり病院は警戒されているのか?
 その足で隣にあるスーパーに向かい、妻に頼まれていた買物を済ませる。平日ともあって、店は空いていた。

 数日前に来たときより、心なしか客のマスク装着率が減った気がする。無能政府による慢性的マスク不足が原因と思われるが、人々の「コロナ疲れ」もあるのかもしれない。
 私たち夫婦は以前に記した防衛策「台所洗剤による洗浄」で繰り返し使っているため、特にマスクには不自由していない。マスクによるウイルス防御には依然として懐疑的だが、他に対するエチケットやウイルスに対する前向きな姿勢を他に示すという意味で装着している。
 この店の入口には、全ての出入り口に消毒用スプレーが用意されていて、好感が持てる。歯科での接触に不安があったので、入店前と後の両方で消毒した。

 帰宅後、手洗いとうがいをまずやり、顔も洗った。マスクや入れ歯は台所洗剤で入念に消毒。
 ついでに家中のスイッチ類や手すり、リモコンや電子機器類の手がふれる部分も消毒した。ウイルスとの終わりなき闘いは続く。