2015年11月6日金曜日

恩師の全道展

 小学校時代の恩師から、道立近代美術館でやっている全道展70周年記念展への招待状が届いた。恩師とは先日の叙情歌サロンでお会いしたばかり。全道展の正会員で、展覧会があるたびに招待状をいただくので、欠かさず観に行っている。

 会期は日曜までだったが、混雑するので週末は避けたい。あいにく、先週末に腰を傷めていて、ギリギリまで回復を待ち、最後の平日となる今日、妻と連れ立って出かけた。


 妻も膝が弱いので、駐車場はいつも使うイオンではなく、すぐ近くのコイン駐車場に停めた。そこから少しだけ歩いて美術館に入る。
 思っていたより展示室が広く、作品数も270点という多さである。

 順に観て回ったが、全て未発表作品とあって、どの作品も刺激に満ちている。
 先日、美術館前のカエルヤ珈琲店でやったガリ箱アートもそうだったが、ビビットな色使いが自分のデザインワークの好みであり、特徴なのだとつくづく思った。色使いがそれに近い独創的な作品には、特に引かれた。
 薬の錠剤を使ったあとの空容器に色を塗り、色やバランスを考慮しつつ、大きな台紙にミシンで縫いつけて1枚の絵に仕立てあげたものもあった。こうなるともはやリサイクルアートの領域で、画材の概念も実に幅が広く、そして自由だ。

 一通り見て回ったら、1時間が経過していた。私の腰は大丈夫だったが、妻の膝がややギブアップ状態。近くの駐車場にして正解だった。