2015年11月25日水曜日

「立って作業」の功罪

 主に健康上の理由から「立ってパソコン」を決意し、実際にやり始めてから1週間余が過ぎた。現時点での功罪を検証したい。
 まず、「座り位置」から「立ち位置」への転換は、使用機材に工夫を重ねたこともあって、ごく短時間で済んでいる。これが面倒だと、挫折の要因になりかねない。「機材は軽く、シンプルに、安上がりに」が第一のポイントか。


 座り位置の場合、液晶モニタの台座手前に木片をはさんで3センチほど高くしていたが、この位置調整作業がけっこう手間取ることが分かった。
 立ち位置の場合、壁に立てかける関係で液晶画面の角度を垂直に保つ必要があり、やむなくとった措置だったが、思案のすえにFAX紙の芯(紙製)を短く切り、台座の裏にボンドで2本止めることを思いついた。
 軽くて木片のように位置を調整する必要がない。転換時間のいっそうの短縮が可能になった。

 そのほか、立ち位置用の棚には、下部にヘッドホンやストップウォッチをかけるように細工。空いている棚端部には、よく使うSDカードの変換アダプターも載せてある。少しずつ使いやすい環境が整っている。


 立って作業する時間帯は、いまのところ昼食から珈琲ブレイクまでの13〜15時、そして夕食後の21〜23時くらい。おおむね1日3〜4時間といったところ。座る時間は食事とテレビ、そして珈琲ブレイクから夕食までのPC作業で、およそ6〜7時間といったところか。
(残りの起きている4〜5時間は、歩いたりDIYをしたりしていて、座ってはいない)

 最初の3〜4日は立ち過ぎで足の裏が痛んだが、すでに慣れた。散歩並みかそれ以上の運動効果があるようだが、ダイエット過多による体重減少はいまのところみられない。
「立って作業すると効率が上がる」とふれているサイトもあるが、はっきりしない。弾き語り関連のPC作業は、立った状態でギターを弾けるので声がでやすく、実際のライブに近い感覚でやれている。
 座り過ぎによる臀部(尻のほっぺ部)の痛みに、断続的に悩まされてきたが、このところ解放された。腰痛に対する効果は、まだ不明。いまのところギックリ腰の再発はない。今後も立って作業するペースを維持しつつ、経過を観察したい。