少し時間ができたので、夕方近くに実家の様子を見に行く。母の入院中に寒波で水道管が破裂し、1階の床が5センチほど水浸しになったことは以前に書いた。
その後、業者に修理を頼んだのだが、合計で5カ所もの破裂が見つかった。どうやら寒波がくる以前に、すでに破損していたらしい。真冬に満足にストーブを炊かなければ、断熱の悪い家は当然こうなる。
他にも蛇口や給湯ボイラの破損、はては水抜き管の施工ミスまで発覚し、すべて修理してみたら、驚くような多額の費用になってしまった。
今日はその工事の確認と、来月上旬に迫った父の三回忌の下調べ。水に濡れた畳や家具類は、実家近くに住む二人の姉が通って処理してくれていたが、まだまだ家の中は雑然としたまま。
幸いに、仏壇のある和室はほぼ乾いているので、5月になれば何とか畳は元に戻せる感じだ。
実家はストーブを炊いていないので室温が7度しかなく、まるで外のような寒さ。最低限の確認だけ済ませ、早々に帰ってきた。
お坊さんの手配はかなり前に済ませたが、これから花や供え物、お布施、食事の用意をしなくてはならない。実家でやる法事は安上がりだが、細かい準備が実に面倒だ。まだ4年も先のことだが、七回忌はもっと簡易な手段でやろうかと思案中。大事なのは形式ではなく、死者を弔う心だろう。