作業を一部持ち越してしまったので、今日は早めに起き、残りを片づける。夕方までにだいたい終わらせ、休憩をかねて車で買物に出かけた。
本来なら散歩がてら歩いて行くのだが、朝からの雨が間断なく降り続き、とてつもなく寒い。昼過ぎになっても室温は19度を切ったままで、妻のいない一人の家でもったいないと思いつつも、たまらず暖房をつけた。
買物を終え、今晩のメインである納豆チヂミを作る。食材は完璧にそろえたつもりが、食べる段になって大根を買い忘れたことに気づいた。しかし、あとの祭り。大根オロシなしでも食べられないことはないが、やはりあったほうがうまい。
4年前に音楽活動の件でNHK札幌テレビから取材された際、担当したレポーターのS子さんから、久しぶりにメールが届いた。末の息子と同じ年だが、取材終了後も自宅ライブに来てくれたりし、年賀状を主に、細いが確かな交流が続いている。
その後結婚して札幌を離れ、道外の某都市で暮らしていたが、何とその地にあるNHK地方局にキャスターとして契約したという嬉しい知らせ。実力のある彼女は元来キャスター志望だったが、札幌ではその望みは叶わなかった。
そんな彼女の思いを感じていたから、吉報を自分のことのように喜んだ。
もしかすると、結婚が彼女にとって、運気を切り開く大きなきっかけになったのではないだろうか。以前に我が家に来たとき、「結婚が怖い」と訴える彼女を、「大丈夫、結婚って、すごくいいもんだよ」と、励ましたことがある
私にとっても結婚は大きなプラスだったし、妻も同じだという。互いに感化し合い、欠点を補い合い、成長できた。独身時代は、世間に受け入れられない不満をただ持て余す不完全燃焼の自分だったが、結婚後は薄皮がむけるように運気が向上していった。
結婚を人生でプラスとするかマイナスとするか、すべては一個人としての裁量に実はかかっている。結婚以前の自我(アイデンティティー)の確立がなければ結婚生活は不幸になるし、つまりは自分が不幸だということ。
妻も私も結婚を機に人間として、一社会人として、一回りも二回りも成長できたと確信する。