2010年4月2日金曜日

ささやかな珊瑚婚

 午後から週末を挟む日程の仕事が2件入った。4月も何かと気ぜわしくなりそうな感じなので、少し早いが予定通り、結婚記念日と珊瑚婚をかねた食事会をするべく、妻と二人で都心にでかけた。
 記念日なので、アルコールは必須。風がやたら強かったが、完全武装でJRの駅まで歩いて行った。

 目指す店は5年ほど前に新聞に載っていた韓国料理の店。早く着きすぎたので、近隣のイオンに寄ってしばし時間をつぶす。昼過ぎからお腹の調子が悪かったが、店内で急に腹痛がひどくなり、あわててトイレにかけこんだが、なかなか治まらない。急きょ薬屋で正露丸を買って飲み、備えた。


 事前に入念に調査していったので、目当ての店には迷わず着いた。小さな店だったが、運良く入り口のボックス席が空いていた。
 店主の勧めに従い、チャプチェ、キムチ、チヂミ、ビビンバを順に頼む。

 チャプチェと秘伝のタレで漬けたというキムチが美味だったが、チヂミは肉の脂が強すぎ、やや期待外れ。自分で作る納豆チヂミのほうが美味いかな、と思った。
パフォーマンス型の店主にあおられつつ、珍しくビールを2杯も飲む。落ち着く店ではないが、味はまずまず。この種の店には珍しく、完全禁煙なのもうれしい。
 1時間半ほどいて、再び駅までの道を10分ほど歩いて戻る。ガード下にあった宮越屋珈琲に寄り、食後の珈琲をいただく。ジャズが低く店内に流れる、落ち着いた雰囲気の店だ。
 結婚記念日には余程のことがない限り、非日常的な場で食事などすることにしているが、今年のコーディネイトはやや滑ったかもしれない。しかし、こんなこともある。要はささやかでも続けること。その気持ちが大事だ。