1階にいて電話応対をする際、堀コタツに入ったまま電話をかけたり、応対しながら資料をとりに2階に上がったり、たまたま妻が受けた仕事の電話を外にいる私のところに届けたりという、よくやってきたことができないのだ。
親機は回線の接続都合上、1階居間に置かなくてはならない。子機がもう1台あるタイプや、受話器のコードレスタイプもあるにはあったが、どれも1万円ほど高くなり、熟慮のすえにやめた。
現状での対策として、子機の場所をこれまでのように2階仕事部屋の奥に置いたままでなく、私が起きたあとは2階の階段下にある窓台の上に移すことにした。携帯電話の置き場所は以前からここだったが、宅配便のサイン用に置いてある横のペン立の中に差しておく。
この場所は1階~2階~玄関を結ぶラインの中間地点にあたり、どこからでも最短距離でアクセス可能。上の小窓からは来客の確認が直接可能だし、暑いときはこの窓を開けておくと、1~2階への風通しが抜群なのだ。いわば我が家の重要地点、「ホットコーナー」ということになる。
電話機を替えてひとつ便利になったことがある。それは「番号毎の鳴り分け」という機能で、番号毎に10種類あるメロディから、好きなものを指定できる。
まだ暫定的だが、「仕事用」「子供たちと私の親戚」「妻の友人と親戚」「FAX」「ボランティア」「知人友人etc」の6種類に音を分けた。たとえば、ファンファーレが鳴るとFAX、ユーモレスクが鳴ると妻関連といった案配で、鳴るだけで相手が絞り込めるから、対応がすごく楽。やっぱり文明の恩恵を受けている。
昨夜は明け方3時からのサッカー最終予選中継を、妻と二人で終了まで見届けた。妻は普通に寝たが、眠らずにずっと仕事を続けていた私が、3時に起こしてあげた。
妻に頼まれて起こしても、そのまま眠ってしまうこともあるが、昨夜は見事に起きた。初戦の難しいバーレーン戦なので、長年のサッカーファンである夫婦の応援にも力が入る。
私は仕事の疲れもあり、ハーフタイムで少しだけ寝た。終了間際に3点目が入り、妻は見るのをやめて寝仕度を始めたが、どうも展開が気になって、私はそのまま見続けた。
すると、つまらない連携ミスから、パタパタと短時間で2点入れられる。
・3点目が入ったことによる気のゆるみ。
・退場で相手が10人になり、味方のバランスも崩れた。
・終了間際に、選手交代が集中し過ぎた。
やられた要因をあげると、このようなことになろう。子供のサッカー指導をやっていた時期に、私も同様の経験があるので、何となく胸騒ぎはあった。
(子供でも全日本でも、サッカーの流れ自体に大きな違いはない)
何とか逃げ切ったが、楽勝ムードは禁物なことを、選手も監督も思い知ったことだろう。世界はそんなに甘くはない。