2008年9月18日木曜日

ピンチがピンチ!

 風の強い日だったが、休暇だった妻は朝早くから洗濯をし、外に干して出かけた。午前中は宅配便や電話の応対に追われ、午後は自動車セールスの応対に忙殺された。洗濯物に気を配る余裕はなく、放ったらかしだったが、夕方戻ってきた妻がウッドテラスに出るなり、何か叫んでいる。
「洗濯ハンガーが大変、ピンチよ!」

 何事かと思ったら、洗濯ハンガーが風にあおられ、ポールにかけるJ型のフックが、根元から真っ二つに折れてしまっている。ピンチなのはピンチではなく、フックのほうだった。
 以前にも書いたが、我が家は1年を通して湿度が40~50%前後と安定している。洗濯物をわざわざ外に干さずとも、室内ポールにかけておけば、1日もたたないうちに、たちまち乾いてしまうのだ。珍しく妻が外に干したわけは、「たまには日光にあてて、消毒でも…」と考えたらしい。

 過去の住宅関連の相談事でもそうだったが、特に女性には「消毒」だとか「清潔」ということにこだわる人が多い。人間、少々不潔でも、そう簡単に病気になったり、死んだりはしない。問題は家そのものの陽当たりや風通し、湿度や換気などに対し、理論に裏打ちされた気配りをすることだと私は思っているが、そうはいかないらしい。


「私の責任だから、私が新しいのを買う」と言い張る妻をなだめ、確か古い洗濯ハンガーが床下収納にしまってあったのでは?と調べてみたが、ない。
 以前のハンガーはまだ使えるので、いったんしまったのは間違いないが、あまりに古びてピンチの脱落もひどく、ついに捨ててしまったことを思い出した。

 壊れたハンガーを調べてみると、ピンチにはひとつの欠損もなく、まだまだ使える。要は何らかの方法でフックを復元してやればよいのだ。
 簡単なのは、折れたパーツをそのままビスで止めてしまうこと。あれこれ試行錯誤し、バネではさむスタイルをあきらめ、折れたパーツを二つに分解し、カーブのきつい側だけをハンガー本体に止めることにした。
 2ミリのドリルで両方を貫通する穴を開け、手ごろなビスで止める。写真はすでに復旧したあとで、右側にあるのは折れたフックの残骸。ポールにかけてみたら、フツーに使える。ただ、強風下ではちょっと無理かもしれない。
 新しいデジカメが届いた。いま使っているデジカメに大きな不満はないが、使い始めて5年にもなり、最近「フォーカスエラー」なるものが頻発するようになった。
「軽く叩いて直す」という古い手法でダマシダマシ使ってはいるが、いつ動かなくなるか、予断を許さない。
 パソコンやモデムほどではないが、デジカメはその次くらいに大事な仕事用アイテムで、予備機の準備はしておくべきだと考えた。

 いろいろ調べ、「単3電池駆動」「800万画素程度」「音声付動画がとれる」「音声の録音ができる」、これらの条件を満たし、なおかつ1万円以下という難しい条件に絞った。
 ネットオークションですべてを満たす物件に出会い、首尾よく入手。新品で本体9,700円、送料750円だった。今回の画像はこのデジカメ(PENTAX Optio E50)で撮ったもの。

 これまでのデジカメは300万画素だったが、両方を比べても、ブログ画像程度なら、そう大きな違いは出ない。仕事で使う横3000ピクセル程の現場写真なら、ある程度の差は出そうだが。