2008年9月5日金曜日

カミナリ一発

 一昨日(9/3)の午後12時過ぎ、あたりが急に薄暗くなったと思ったら、ゴロゴロと雷の音。妻も私もちょうどインターネットを利用していたが、ネットやパソコンはカミナリにとても弱い。
「危ないかもな~」とつぶやいたら、妻は早々にスイッチを切り、昼食の支度をしに階下へ。直後、2階の仕事部屋の目の前で大きな光の球が炸裂し、大音響と共にすべての電源が切れた。雷による停電だ。

 なぜか雨はそれほどでもなく、しばらくたてば電気も通ずるだろうと、じっと待つことにした。しかし、午後1時を過ぎても一向に回復しない。あいにく、この日は仕事の打合せが遠方であり、午後2時半には家を出る必要があった。
 我が家はIHヒーターなので、停電だと調理ができない。非常時のために炭やマキ、キャンプ用の石油ストーブの準備はあるが、妻は前夜の残りご飯と買い置きのアブラゲの皮を使い、手早くいなり寿司を作ってくれた。
_この地区は落雷や停電が多く、過去には最大4時間という停電もあった。夜まで長引いたときに備え、床下から石油ストーブを出して手入れをする。同時に停電の回復見込みを確認するため、北電に電話したら、「現在、その地区の停電情報はありません」との回答。
 落雷の件を伝えると、もしかしたらお宅だけではないですか、ブレーカーを確かめてください、と言う。その場で確認したら、確かに漏電ブレーカーが落ちていた。元に戻すと、すぐに通電。なんだ、そうだったのか。

 さあ、そこからが問題である。停電でリセットされた機器類の回復を試みたが、インターネットのモデムが全くつながらない。完全に雷にやられている。FAXは大丈夫だったが、留守番電話がオンオフを無限に繰り返す状態で、こちらも完全にやられている。
 留守番電話は以前から調子が悪かったので、これを機に買い替えることにした。モデムはすぐにヤフーに連絡し、代替品を送ってもらうことにする。レンタルなので交換は一切無料だが、到着は土曜の午前とのことで、3日間ネットがつながらなくなってしまう。
 そうこうするうち、出かける時間が迫ったので、あとの対策は戻ってから考えることにした。
_打合せの帰りにヤマダ電機で新しい電話機を買い、(より高機能の品が安売りで12,000円弱)すぐに接続。インタホンの接続もかねた製品なので、これまでと同じパイオニア製だ。着信関連の最低限の機能だけをオンにし、100件近い住所録の入力は、暇をみておいおいやることにする。

 夕食中にテレビを見ようとしたら、BSが入らないと妻がいう。地上波は見られるが、なぜかBSだけが全くつながらない。別のBSビデオや、新しいケーブルで試してもダメ。どうやらカミナリでBS回線のどこかがやられてしまったらしい。
 つまり、狙い打ったようなカミナリ様の一撃で、3つの電子機器が同時に壊れてしまったということ。幸い、4台あるパソコンはすべて無事。ルーターを使ったLAN配線も無事。もちろん、生きている人間サマも無事。これが何よりであったか。

 ネットはずっと不通だったが、仕事で使う外壁の画像データをどうしてもネット経由で入手する必要があり、最悪の場合は友人に頼んでダウンロードしてもらうことも考えた。
 しかし、こんなこともあろうかと、ヤフー以外にASAHIネットも予備として契約している。こちらは月額300円のダイヤルアップ接続。ブロードバンドではないので、接続速度はかなり遅いが、Mac内蔵のモデムを使っているので、電話回線さえあればカミナリの影響は受けない。ヤフーに切り替える5年前までは、ごく普通に使っていた。
 この5年の利用は皆無だが、マニュアルを頼りに、久しぶりに接続してみた。ところが、何度やってもうまくいかない。トラブルが起きるときとはこんなもので、使用条件を詳しく書いて問い合わせFAXを送った。
_落雷から2日たった今日、ASAHIネットから連絡があり、接続の電話番号が変わったとのこと。新しい番号にかけ直したら、今度はあっさりつながった。
 ブロードバンドのスピードに慣れた身には、まさに「ゆっくり、ゆっくり」だが、目的の画像も無事に入手し、たまったメールの確認、妻の急ぎのメールの送信、そしてこのブログの更新を、その「ゆっくりネット」を使ってやっている。

 画像転送は時間がかかるので、新しいモデムの届く明日以降にするつもり。住所録の再入力、BSアンテナ回線の修理手配(火災保険が適用されるらしい)、モデムの交換セット作業など、処理すべき事柄はまだまだ残っているが、仕事にも支障なく、どうにか乗り切れそう。
 しかし、よりによってカミナリの狙い打ちとはね。今年もまたまた「当たり年」ですか。