2008年3月6日木曜日

突然崩れる山

 昨日の徹夜仕事の反動で、またまた昼まで12時間の獏睡。「爆睡」じゃなく、「獏睡」ね。夢をムシャムシャ食べてるから。

 さて、今週末はひょっとして休めるかも…と、またまた淡い期待を抱き始めていた途端、自宅のポストに取引先からの大型封筒。遅れていた図面の到着である。
 すぐに開いてみたら、1棟だと思っていた仕事が、なんと4棟分も入っている。到着確認の電話を先方に入れつつ、納期とタッチの打合せ。急ぎではないが、来週の水曜には欲しいとのこと。またまた週末がつぶれそう。まあ、仕方ないか。


 折しも朝刊には、40年近く続いていた地元の大手住宅建設会社が倒産したとのニュースが一面に載っている。負債額もケタ外れに大きい。
 解説によると、ワンマン体制で新時代への対応に遅れをとり、昨年6月の建築基準法改正がトドメを刺した、とある。やっぱり「山はある日突然に崩れる」ものなのだ。

 実は昨年暮にも、地元の大手工務店が同様の理由で倒産している。一昨年はこの私も取引先の大型倒産でかなりのダメージを食らったが、今回は幸いに2件とも直接の被害はなかった。
 延ばし延ばしにしていては、いつまでもラチが開かないので、午後から集中的に確定申告書の書類作りをやった。夕方4時までにようやくすべてが終了。すぐに車で税務署に出しに行った。提出がこれほどまでに遅れたのは、たぶんバブル景気の時期以来。

 私の仕事は大部分がサラリーマンのように、支払金の10%が源泉税として差し引かれてくる。10万の仕事なら、9万しか入金されない仕組みだ。
 確定申告を早めにすれば、払い過ぎの税金もより早く戻ってくる。仕事の薄い冬期はその「戻ってくる税金」が大変ありがたいのだが、こうも仕事が多いと資金繰りにひとまず不自由はないので、そうあせることもない。私にしては、珍しくリッチな発言かも。
 仕事はいずれまたパタリと途切れるもの。余るほどあるうちが華です。