最近、「トリル」という技をそれなりに使えるようになった。ライブでしか発表してないが、昨秋に作ったオリジナル、「切ない夕暮れ」の伴奏にも取り入れた。
普通に押さえるべきコードの指を一部押さえずにおき、弦を弾いたあとすぐに押さえ、間髪をいれず、すぐまた離すというもの。耳では、「タリラリラ~ン」といった風に聴こえる。私にとっては難易度が高い。
似たテクに「ハンマリング」があるが、こちらは押さえずにおいた弦をやや遅らせて押さえるだけ。「タリ~ン」といった感じ。
プロでも結構使う人は多く、私の好きな及川恒平さん、青木まり子さんもライブで時々使っている。
なかなかオシャレな音だが、ハンマリングと違って多用するとかえって耳障りでうるさく感じるだろう。使ってもせいぜい1曲で数ヶ所程度か。「ここぞ」という場所に、スラリと入れると効く。
私が使うのは、ほとんどD7かD。前述の「切ない夕暮れ」でもD7で使っている。メロディ展開の面で、セブンスコードが一番合っている気がする。